自分をスゴそうに見せることの、さじ加減
人は、行列ができている店を信用する。
人気そうな店は、安心できる。
例えば、ラーメン屋に行列ができているだけで『えっ、なになにそんなに美味しいの?』
と思って行きたくなったりする。
一方で、誰も列におらず、閑古鳥が鳴く雰囲気があると、行きたいと思わない。
人間はどうしても、『人気なもの』『人が集まっている所』『見た感じすごそうなもの』を評価し、寄り集まる傾向がある。
(自分自身も当然そうだ)
では、『実績も・人脈も・知名度も・大きな結果も・信頼も・・・』
何も無い人はどうすればいいだろう。。。
その答えは、ラーメン屋で例えた文脈で考えれば『行列ができている感じ』を見せること。
言い換えると『人気(実績)がある雰囲気を出す』とか『結果をわかりやすく見せる』ことが最も有効で簡単な方法となる。
つまり、『何も無い』状態の時は、なんとかして『すごそうな人』を演出していく必要があると思う。
嘘はいけない。
嘘は、良ろしくない。
なんでもありになってしまうと、究極、詐欺になる。
詐欺にまで行かなくても、
すごそうに見せて、『盛る』行為をしたとしてもやりすぎは自分の首を絞めることになる。
『あれ、この人最初はすごいと思ってたけど、大したことないかも・・・』
こうなってしまう。
最初の印象が強いほど、後の『がっかり感』の落差は大きくなる。
『行列のできるラーメン、並んで食べて見たけど、イマイチだった』
その人は、2度と行かなくなる。
マイナスの口コミに繋がるかもしれない。
・月商0000万円!
・000賞を受賞!
・000で1位!
自分のことを『盛る』時は、長い目で見て戦略的に。ほどほどに。
本質的な実力が、やっぱり最重要。
自慢していいことは、一つもない
自分の魅力とか実績は、自分から人に言う必要はない。
例えば合コン・男女の飲み会・パーティーで、、、
女性から顰蹙を買ってしまう男性は
『自慢する人』だ。
一方で、男性から顰蹙を買う女性は
『自慢する人』
つまり、同じ。
『自分のことを自分ですごいとかいう人』だ。
モテない人の心理的構造の典型例として
『私は東大卒なのになんでモテないんだ』という人がいる。
答え・・・
「そんなこと言ってるからモテないんだよ」
このことに、言っている本人は気付いてない。
もし、自分のことを自分で言い始めたり、
過去の実績にすがっている心持ちが自分にあるとするならば、
それは下り坂の兆候の可能性がある。
(SNS上の戦略として、実績や評価を宣伝として戦略的に言う必要がある場合もある)
イチローが、自分の実績を自慢する姿を想像したくは無いはずだ。
そんなの、かっこ悪い。
イチローが『俺もムカシはたくさん打ってたよ。すごい奴だったよ』
と飲み屋で言いふらしていたら、切ないですよ。
(イチローは、こんなことするなんて、まず無い)
ところが世間では、自分のことを人に言って回る人がごまんといる。
自分で自分の実績や結果を言う必要は無い、
あらゆる場面でほとんど無い。
もし、会社を経営しているなら、黙って利益を出していれば良い。
自分が自分の努力を一番見ている。それを信じればいい。
上質な心持ちとは、品のあることだ。
品とは、自分のことを人にわざわざ言わないことだ。
人間は、そんなにバカでは無い。
本質を見抜く感性が、誰にでもある。
高貴な気持ちで黙々とやれることをやる。
あとは、世間が、お客さんが、市場が、友達が、自分を適切なところに運んでくれるだけだ。
文章が格段に面白くなる、たった一つの心掛け
結論から言います。
・全てのことを『相手視点』に立って考えていくと文章は面白くなる
世の中の(特にSNSなどのネット上で)
文章を読んでいて面白いのは、『相手不在』の文章が多く見られることだ。
どういうことかというと、例えば・・・
「PV(ページビュー)が000超えました!!」
「売上が000まで伸びました!」
「月間目標を達成しました!」などなど。
このような、自分以外の人の結果や実績を聞いたり読んだりした時。
正直な気持ちとして、『だからなんなの?』という気持ちになることはないだろうか。
『すごいね!!』
と100%肯定的に感じることのできる人は、
よほどその人と関係性の深い人か、
その人のファンか、
何か良くしてくれた人か。
(あるいは、徳の高い悟った人か)
自分の実績を見せることは、SNSやネット上での宣伝・広報活動として必要であるとは思う。
でも、使い方を間違えると
『だからなんなの』という顰蹙を買うことが多くなる可能性がある。
人間は、自分に価値(ベネフィット)のあることしかほぼ興味はない。
その上で、『見ず知らずの人の、自分に関係のない独りよがりの話』には、ほとほと疲れていてスルーしたくなるものだ。
文章とは、『相手の存在』を意識しないものに、面白いものは無い。
相手がいて初めて全てのことが成り立っている。
面白さとは、相手のことを思う気持ちそのものに宿ると信じている。
「ネット上の関係性」と「心響きあう人との関係性」の話
「ネット上の関係」は、本来の人間関係とは違うことを心得ておくべき。
「ネット上に人とのつながりがいっぱいあります」という状態は、心強く感じることがあるかもしれない。
でも、それは本来の人間関係性とは違う。
もっと大切な関係性は、やはり リアルなつながりの「心響きあう人との関係性」だ。
心から充実感を得られ、何かあった時に支えになり、会っていなくても繋がっている実感を得られるような関係性。
そんな、最も身近な人との関係性をおろそかにしてはいけない。
ネット上で評価され始めたり、お金がたくさん入ってきたり、大勢の人がネット上で周りに集まってきたりした時には、特に忘れないよう気をつけたい。
(自戒も込めて。)
きっと、身近な人に対して「あー、この人は傲慢さが出てきたなぁ」という人を見たことがあるはず。
その人は、「心響きあう人との関係性」を忘れそうになっているかもしれない。
自分を支える人は、ネット上にはいない。
インターネットは、思った以上に自分の心の安定を揺るがすこともある。
大切なものを、忘れないようにしたい。
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