礼儀正しい人ほど、突然辞める
つい先日、突然会社を辞めた人の話です。
その人は、とてつもなく礼儀正しくする人でした。
言葉遣い、態度、すべてが、
真面目すぎるくらいにマジメでした。
これ以上ない、というくらい、
とにかく礼儀正しいのです。
態度や振る舞いが極端にマジメなので、その人の人間性とか性格とか、
「その人そのもの」が、全く見えてきません。
見た感じ、とにかくマジメだったのです。
〜〜〜
その人が急に、辞めてしまいました。
前触れもあいさつもなく、急にです。
マジメな態度からは、一変した行動でした。
こういう方が実は、今までに1人だけではありませんでした。
〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜
◆「礼儀正しい態度」は、本性ではない
真面目すぎる人は、何かを隠している気がします。
本性が誠実ではないために、態度が極端に真面目になっているのかもしれません。
これは経験則ですが、
今まで会社を「突然」辞めた方は(=きちんとした順序を追わずに辞めた人)
見た目や態度が非常に礼儀正しい人でした。またはとても従順な人。
そして、極端に礼儀正しい人ほど、急にいなくなったりする。
最後に、びっくりするような去り方をする。
もちろんすべての人が、ではないにしても、
礼儀正しい人ほど、見た目と逆の行動を取るのです。
〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜
◆本性は、見た目と同じではない
ある真面目な人が、急に姿を消したり、大きな約束を破ったりしたとき。
「いつも真面目で礼儀正しく振舞っていたのに」
「あの人は従順で言うことを聞く人だったのに」
と思うことがあったとしたら。
真実は、礼儀正しく真面目にし過ぎていたからこそ、
急な行動を取ってしまうのです。
あまりに態度が良すぎる人は、どこかでバランスが崩れます。
その人は、なにか屈折があります。
なぜなら、本当にモラルやマナーがある人は、あまりにいい態度を取る必要がないからです。
~〜〜〜〜〜〜〜〜〜
◆「普通」にしていよう
だから、ここで言えることは、普通にしていれば良いのです。
余計なことをしなくていい。
その人の本性は、普通にしていてもきちんと表れます。
礼儀正しくしすぎなくていい。
真面目さ、礼儀正しさ、従順さ。
それ自体は、素晴らしい態度です。
でもそれが、本性を隠すための極端な態度だとしたら、やめたほうがいい。
余計なことは、しない。自然体がいい。
「やさしさ」と「冷たさ」の心理―自分の成長に“大切な人”を間違えるな (PHP文庫)
- 作者: 加藤諦三
- 出版社/メーカー: PHP研究所
- 発売日: 1993/11/01
- メディア: 文庫
- 購入: 5人 クリック: 14回
- この商品を含むブログ (13件) を見る
ではまた今度。