だれでも「不安」を抱えている
今日、19じ過ぎくらいに外を歩いていたら、予備校から、生徒が何十人もぞろぞろと出て行く風景を見ました。
この時期、試験前の冬期講習だったのでしょう。
『みんな、年末まで頑張ってる』
受験前、自身も経験したあの「不安感」
今日は、不安について。
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◆レールから外れることが怖かった
『同級生が歩んでいる方向に、自分も逸れてはいけない。
もし、逸れてしまったら、元のレールに戻る可能性を失うかもしれない。
取り返しがつかないんじゃないか・・』
「みんなと違うこと」
「レールから外れること」
学生の頃、常にそのことを不安に思っていた記憶があります。
「しなければいけない勉強」をしなかったら、将来なんて終わってしまう。
それくらい、当時は狭い視野の中で、
漠然とした不安を抱えながら、
目の前の「受験」という人生のイベントを迎えていきました。
あの頃は、目の前にあることだけが、世界のすべてだと思っていた。
だから、「失敗したら終わりだ」「レールに外れてはいけない」という不安感が大きかったです。
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◆不安は、「失敗そのもの」への恐れより、「失敗の後に復帰できない可能性」への恐れの方が大きい
失敗自体、それほど怖いものではない。
怖いのは、「失敗したら元に戻れないかも」というものではないでしょうか。
ぼくの場合、受験の時に2校試験を受けたのですが、
「もし、この受験が失敗したら、自分はもう終わりだ。」と本気で思っていました。
不安は、とてつもなかった。
「もう、戻れない」という不安感は、
人にとって大きいのではないでしょうか。
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◆「なんでもあり」だとわかったとき、心が軽くなる
不安は、「元に戻れない」と思うことによるストレスが作る。
それに対する考え方は「元に戻れないことはない」と知ることです。
「人生、なんでもありだよ」と実感することです。
これ、本当に大事だと思ってます。
ぼくは大学時代、本を読むことによって
「人生は、あらゆる方向に進むことができるんだな」と知りました。
多様性を知ると、考え方は変わりました。
「レールを外れてしまうと、一生、元に戻れないと思っていたけれど、
そんな白黒はっきりとしたものではないんだな」
この、マインドセット、あるかないかの違いは大きい。
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◆一人ひとり、自分の人生で、「人生なんでもあり」であることを示そう
すべての人の生き方が、すべての人の役に立つ。
これ、情報行き交う現代社会において可能ではないですか。
いまは、世界中の人々の「考え方・キャリア・生き方」に触れられる。
いま、個人ができることは、
「レールを外れると元に戻れない」という不安を抱える人に、
少しでも「そんなことないよ」と知らせてあげることじゃないでしょうか。
予備校生、頑張って。
自分も、頑張る。
ではまた今度。