「出会い」が訪れる人、訪れない人
「出会いがない」というとき。
出会いを求める際、たくさんの会に参加したり、不特定多数の人に会いに行ったり、紹介を求めたり。
「人に会いに行く行動」を取りがちです。
でも、この方向性では、良い出会いはきっと訪れません。
出会ってもおそらく、不満が残るものになります。
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◆出会いを求めるとき、「行動」ばかりに目がいってないか考えてみる
「出会いがない」からといって「出会うために行動しよう」という理屈は、わかります。
論理的には、問題ないです。
でも、現実的に言うと、良い出会いにはたどり着けません。
「出会いたい」といって出会いにばかり目が行っている状態の人は、魅力的に映らないからです。
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知り合いに、それこそ「合コン」「二次会」「パーティー」にすべて参加する人がいます。
ある意味、すごいです。
行動的、といえば行動的かもしれません。
でも、その人を冷静に見てみると、常に心穏やかではないのです。
「今週末なになにに参加するんだ」とスケジュールを埋めつくしていたり、せわしくケータイをみたり。
常に、なにかに参加したり、人と会ったりしていないと落ち着かないのかなという印象です。
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そんなことしていたら、勉強できません。
自分を見つめることもできません。
人との関わり合いに、深みを持ち得ません。
「深さ」が、なくなるのです。
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出会いを求める行動は、表面的に見たら「人と会う」「参加する」が正しい。
でも、「人間的な魅力」という面で言うと、それらの「行動」を取ることで魅力が備わるはずがありません。
だから、良い出会いにはたどり着けないんです。
「人とたくさん会うこと」は、「人間を深めること」言い換えると「人間的な魅力をつけること」とは対極にあるのです。
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◆出会うためには「準備」がいる。準備は、人と会うことではなく、ひとりになってひたむきに向かうことで整う
•つらいことがあったから誰かに会いに行って発散する。
•さみしいから人と居る。
•不安だからひとりでいたくない。
つらさ、さみしさ、不安、それらをひとりで抱えることは大変です。
精神的に、こたえるものがあります。
だからつい、心のすき間を埋めるものを求めて、とにかく誰かに会いに行ったりします。
そうしたとき、一時的には解決した気がします。
でも、また同じことを繰り返します。
なぜなら、じぶんと向き合ってないからです。
きちんと、じぶんの寂しさとかつらさに向き合うことです。
ひとりになって、つらいこと、さみしいこと、不安なことに、向き合うことです。
そうでないと、学べません。
将来訪れるべき人生の問題に、立ち向かうことができません。
その時その時にきちんと、出来事に、気持ちに、感情に、向き合うことです。
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◆大切なことを学ぶために、ひとりでいる時間が絶対に必要
自分を深める学びを得るためには、ひとりでいることです。
それが、「準備」です。
出会いは、「準備」ができたら、向こうからやって来ます。
これは、必ず、来ます。
それも、本当の出会いです。
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せっかくの準備ができるチャンスに、不特定多数に会いに行くことでその場しのぎをしていては、人間の準備ができないのです。
それは、本当の「出会い」が、いつまでたっても訪れないということです。
準備をしないままの自分でもって人と出会っても、長期的にお互いが幸せになる出会いにならないんです。
もし、「わたしは、パーティーで出会いましたよ」という人がいたら。5年後、相手といることで味わう心の中の充実感を感じてみることです。
その時に、たぶんその出会いの正誤がわかります。
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◆焦らなくていい。自分の人生をきちんと生きていれば。
周りがどうあったとしても、気にしないことです。
周りの状況を見て焦ってしまわないことです。
行動していようがひとりでいようが、じぶんがどんな立場や状況であろうが、淡々と魅力をつけていればいいのです。
「出会い」は、求めるものではない。
気が付いたら、訪れているものです。
ではまた今度。