仕事や人生で、早く知っておけばよかったこと

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「最初の3年目で人生の大半が決まる」という、考え方について

こんなお話が、出ていました。
 
「入社して最初の3年目で人生の大半が決まる」
 
コメントの中に「最初の3年間でダメだったら、自分は一生ダメだ」というものがありました。
 
 
 
こういう考え方は、やめた方がいいです。
 
 
 
「3年目で結果が全て決まるんだから、自分は終わった」
 
「私はいいのかダメなのか」
 
「もう自分は手遅れ」
 
こういう発想は、自分を不安定にするだけです。
 
 
 
前向きではないし、生産的でもありません。
 
 
 
自分を否定したり、不安にさせたりしても、意味がない。
 
 
 
自分を否定する読み方は、しないほうがいい。
 
今回は、「読み方」「解釈」について。
 
 
 
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◆「自分はいいの、悪いの、どっち」という発想は、不安定になる
 
 
 
「入社3年目ですべて決まってしまう」と知ったとして。
 
もし、自分自身が入社3年目を過ぎていて何も起きていなかったとき。
 
「もう、終わった」
「唯一のチャンスを逃した。わたしはダメだ。もういいや」
 
こう考えるのは、マイナスの読み方です。
 
「私はあてはまらないから、ダメだ」という読み方です。
 
それは、方向性がすでに、マイナスです。
 
究極、自暴自棄に向かいます。
 
そんな読み方は、しない方がいい。
 
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自分を責める方向•立ち止まる方向に向かってしまうのは、「読む」行為をマイナスにしています。
 
そんなことしたら、常に「あの時、ああすればよかった」と思いながら人生を過ごすことになる。
 
自己を否定し続けて、生きることになる。
 
これは、読み方を間違っています。
 
 
表現者の意図はどうあっても、自分を責めたり、絶望に向かったりするのはよくない。
 
「読む」行いの意味を、じぶんで悪くしてはいけない。
 
単純に、もったいないです。
 
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◆「学歴」「肩書」「資格」「年齢」「所属」「周りの状況」あらゆるものから、離れて考える
 
 
「入社3年目で特別な成果を上げられなかった」
「周りはうまく行っているのに取り残されている」
「病気で、出世コースから外れてしまった」
「3年も待たず、退職してしまった」
「一度きりの新卒カードを誤って使ってしまった」
「高卒だからどうしようもない」
 
「年収が周りより低い」
 
……etc
 
ある情報を得た後に、
「周りはうまくいってるのに」
「自分は持たざる者だ」
「もう自分は終わった」
「成功は自分には来ない」
「手遅れで二度とチャンスはない」
 
そう思ってしまうのは、きついだけです。
 
早くも20代で人生が決まったような読み方は、もったいなすぎます。
 
大切なことは、「これから、どう前に進んでいくか」です。
 
 
ある情報を得て自分を見捨ててしまうとしたら、それはただ、努力の放棄です。
 
自分の人生を良くしようという意思を捨てているだけです。
 
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外部の情報が、じぶんの人生を決めるのではない。
 
人生はやっぱり、じぶんが決めるものでありたい。
 
 
情報なんて、じぶんのために良い方向に使えばいい。
 
 
情報に殺されるなんて。
 
それは、読み方を間違えています。
 
自分自身の尊さを、知らないだけです。
 
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◆自己信頼を、持とう
 
健全な自己信頼感があれば、情報なんて「使うもの」だとわかります。
 
自分を責めたり落ち込ませたりするならば、自己信頼が足りないのです。
 
自己信頼のないところに、あらゆる情報はネガティブな意味となる。
 
そんなこと、してはいけない。
 
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「自己信頼」この意味は、
「大丈夫、あなたはなんでもできる」という自己啓発セミナーのような意味言っているのではありません。
 
「あなたを信じなさい」といった高尚な意味とか、「あなたはそのままでいいのよ」という甘い言葉を言いたいのでもない。
 
ただ、「自分を責めるなんて、しなくていい」
これがぼくの言いたい自己信頼です。
 
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◆「情報」は、じぶんを助けるものである
 
 
「入社3年目で、すべて決まる」という話を聞いて、「じぶんはいいの、悪いの、どっち」とか考えてしまうのは、いろんなケースがあるということを知らないだけです。
 
あらゆる成功談や失敗談、あらゆる人間や人生観が、無限にあります。
 
その中で、自分が良くなる情報を得て、使えばいい。
 
情報の正しい使い方は、自分を助けることです。
 
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そもそも「入社3年目ですべて決まる」の真意は、
「あなたはいい、あなたはだめ」という表面的なことをいいたいのではないはずです。
 
 
まず、自己信頼をもつことです。
そしてもっと、いろんなケースを知ることです。
 
情報を、自分を責める道具にしないことです。
 
 
ではまた今度。