入社して1年目は、体で覚える
自分自身が新卒で会社に入って、
「こうすれば良かった」と思うことがあります。
それは「体で覚える意識でいればよかった」です。
言い換えると「頭で考え過ぎていた」です。
入社してすぐのじぶんの、失敗です。
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◆最初は、なにも、わからない
入社してすぐは、とにかくなにもわからなかった。
電話の仕方、あいさつの仕方、
会社の空気、周囲のひととなり、社会人意識、
社会の仕組み、仕事の進め方、コミュニケーションの取り方、、、
全てが、わからない。
それまで学生時代に培ってきたものも、
「社会人」という立場と、
「会社」という現実社会を前にして、
脆くも崩れ去ったような感じでした。
『思っていたものと違う』の極致です。
これは、学生時代では想像し得ないものだったと、当時を思い出します。
まず「今までとは違う」ということを、
肌で感じる機会です。
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◆入社してすぐの「わからないこと」は、「頭で考える」よりも「体で覚えていく」
わからないものを前に、
入社当時のぼくは「頭で考える」ばかりでした。
学生時代には本を読んだり、モノを考えたりしたことで、
余計に、頭で考える習慣があったのです。
「頭でっかち」とか「意識だけ高い」とか、
そういうじぶんでした。
だから『こうあらねばならない』『こんなはずではない』などと頭で考えすぎてしまって、
体で覚えることをしなかった。
これは、失敗でした。
どんどんやっていって、
体で覚えていって、
慣れていく。
そんな時期に、
頭で考えるばかりだったためにうまくいきませんでした。
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◆「好き・嫌い」「得意・不得意」「関係ある・関係ない」は最初、考えない
・飲みに行くより勉強しなきゃ
・この仕事は意味がないし関係ない
・雑用をしに会社に入ったわけではない
・年上の人とのコミュニケーションが苦手
・チームで仕事を進めることが好きではない
・もっとクリエイティブで華のある仕事をしたい
様々な、自分の中にある「我」は、
実は悩みを大きくしていました。
頭で考えていろいろと悩んでいくと、
学べるものも学べなくなります。
目の前のことに体当たりして、
どんなことでもとにかくやってみて、
それからじぶんの「頭で考える」ことをしていかないとうまくいかない。
入社して始めの数年は、
「頭」より「体」が先、という順序が正しいと思っています。
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◆とにかく、これまでの経験や知識は置いて、進んでいく
入社当時のぼくに言い聞かせたかった一つのことは、
「今は何も考えなくていい」です。
入社前に培った知識も、考えも、意識の高さも、
どちらかというと障害になる可能性が高いから。
ではまた今度。