仕事や人生で、早く知っておけばよかったこと

同じものから、1気付くか、10気付くか、100気付けるか

ぽつんとひとりでいる人に話しかける人は、優しい

小学校の頃、席替えとか、班決めとか、いろんなイベントがありました。

そこには、ある問題があります。

「ぽつんとひとりになる人が出てくる」ことです。

これは小学生だけではなく、学生でも大人でも。
初対面の会とかアウェーの場など、どこにでもあります。

この問題は、結構悩ましいものです。

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◆声をかけてくれる人の、優しさはずっと忘れない

今でも鮮明に覚えていることがあります。

学生時代、あるサークルに見学に行った時です。

そこには30名程のサークル員がいて、
机に2人ずつ座って講義を聞くのです。

そのとき、ぼくだけが見学者として
落ち着かない態度のまま隅っこの席に座っていたのです。

周りは、サークル員同士仲良さそうに話したりしていました。

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講義が一段落して休憩になりました。

この「休憩時間」は、アウェーの場でひとりだと、つらいものがあります。

なにもせず黙って机にいるのも間がもちません。
机上の資料を眺めたり、携帯をいじって忙しく見せたり、
お手洗いに行って時間をやりすごそうとしたり、
いろいろ考えます。

心の中では「早くこの時間終わって」です。

そんな不安感の中、
ひとりのサークル員が笑顔で話しかけてきたのです。

まったくの新参者で、うつむき気味で、ぽつんといる状態のじぶんに、
わざわざ話かけてくれたのです。

その話しかけてきた人が素晴らしかったのは、
「OOさんって、Aさんと同じ学部だってよ」と、
他の人も巻き込んでじぶんを周囲に溶け込ませようと思いやってくれたのです。

新参者の立場であるじぶんも、
その場にいることが間もなくラクになりました。

その人のことは、今も忘れていません。

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◆「ぽつんといる人に声をかけること」は、その人の優しさ

ぽつんといる人に声をかけるのには、勇気がいります。

その勇気を出してわざわざ来てくれることは、思いやりです。

この何気ない思いやりは、
された側からすると忘れることができません。

「嬉しかった」「安心した」「思いやりを感じた」
そういう記憶とともに、相手を心の中で嬉しく思っています。

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「ぽつんとひとりでいる」というシチュエーションは、けっこうあります。

「入学」「クラス替え」「入社」など、まさに今そのシーズンです。

ぽつんとひとりでいるひとを見たら、チャンスです。

 

声をかけてあげた相手はおそらくずっと、味方になってくれます。



ではまた今度。

 

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