仕事や人生で、早く知っておけばよかったこと

同じものから、1気付くか、10気付くか、100気付けるか

目的や理由を、あまり考え過ぎない

人と会う目的。
相手と付き合う目的。
仕事をする目的。
 
 
様々なことに対して「なにか、目的や理由を持たないと」とか「へんな目的や理由はダメだ」とか、考えてしまわないことです。
 
 
すべてのことに目的や理由を考えると、つまらなくなるからです。
 
 
もっと、自由でいることです。
 
 
目的や理由はなんでもありだと思う方が、自由です。気楽です。
 
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◆目的や理由は、きちんとしていなくていい
 
 
たとえば人と会う時。
 
ふと、友達に会いたいと思って「会わない?」と誘ったとして。
 
もし、相手から「私と会う目的は?理由は?」と言われたらイヤです。
 
目的や理由がないと、会ってはいけないのかと思ってしまいます。
 
本音は、「ただ、会いたいから」です。
 
明確な目的や理由があってその人に会うのではありません。
 
もし目的があるとしたら、「会う」こと自体が目的です。
 
 
逆に、目的や理由を問われるのは、いやらしいことさえあります。
 
 
目的や理由を求めることは、どこか、純粋な人間の気持ちを忘れている可能性があるのです。
 
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◆人と付き合うこと、それも真面目に考え過ぎなくていい
 
 
人と付き合う時も同じです。
 
「結婚したいから」
「子供が欲しいから」
「家庭を持ちたいから」
 
そういう目的を持つのはいいです。
 
でも、もしその目的や理由が常に先にあって相手が自分と付き合っているとしたら、嬉しくないかもしれません。
 
「結婚のための自分か」「子供を持つための自分か」ということになるからです。
 
「あなた、目的に沿わないからダメ。バイバイ」なんて言われかねません。
 
 
それより『目的とか理由はないけど、なんか一緒にいると落ち着くんだよね』
『ただ、一緒だと楽しいんだよね。好きなんだよね。理由なんてわかんないけど』
こっちの方が、嬉しいです。より、人間的です。
 
真っ先に、目的とか理由があるわけではなくて、
気持ちとか、感性とか、直感とか、人間の正直なところがある方が、自然な気がします。また、嬉しいです。
 
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仕事においても、通じる気がします。
 
明確な目的や理由があって仕事に臨むことは、立派です。
 
素晴らしいと思います。
 
見習いたいです。
 
でも、最初から揺るぎない明確な目的や理由があって入社すると、失敗します。
 
「こんなはずではなかった!」と感じるからです。
目的や理由に縛られて、それが叶わなかったときの落差に、愕然とする可能性があります。
 
もっと、肩の力を抜くことです。
 
「学べそうだから」
「自分に合いそうだから」
「かっこよさそうだから」
「なんだかいいと思ったから」
「チャレンジしてみたかったから」
 
最初は、こういった「なんとなく」が元にあってもいいのではないでしょうか。
 
正直な気持ちを、バカにしないことです。
 
目的とか理由をガチガチに考えても、わからないものはわからない。
 
もし『会社の方針や目的は、私の人生の方針や目的そのものです!』なんて言う人がいたら、それは大ウソです。
 
最初から立派な目的や理由を考えすぎるよりも、もっと心の中の正直なところを大切にしていくことです。
 
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◆人生、なんでも、あり
 
人と付き合う目的、仕事の目的、勉強の目的、、、どんなことでも。
 
目的は、不純でも、よこしまでも、軽くても、不明確でも、感覚的でも、不真面目でも、なんでもいい。
 
そういう気楽さと柔軟性を持つことで、解決の道が開くこともあるはずです。
 
 
ではまた今度。