モチベーションなんて、必要ない
参考書を積み上げて、栄養ドリンクを飲んで、徹夜で試験勉強をするのは、どこか無理があります。
物書きが、ウンウン唸って、頭をかきむしって、原稿を何枚もクシャクシャに丸めて、悩ませながら書くとしたら、その人が本当に物書きかどうか微妙です。
好きな人と会う時、「さぁ、会うぞ」と気合いを入れるのは変です。
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なにかをする時に、「気合い」「根性」「頑張り」がいるとしたら、それは本当に好きかどうか考えた方がいいです。
本当に好きなものや、自分の中の自然な感情であるなら、そこにモチベーションなんていらないからです。
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◆「せずにはいられない」が、正しい
たとえば、物を書く時。
いくらでも書ける人はおそらく「書かずにはいられない」感覚を持っています。
本が好きな人はたぶん、「読まずにはいられない」です。
モチベーションなんてなにも考えることなく、いつの間にか、それをやっています。
そこに、気合い、根性、頑張り、なんてありません。
言われなくてもやります。
「せずにはいられない」「気がつくとやっている」これが、本当にやりたいことです。
モチベーションを上げようとしている時点で、好きではない可能性があるのです。
これは人間にも通じるはずです。
本当に好きな人には「会わずにはいられない」「会ってしまう」なのです。
モチベーションどうこう、ではないのです。
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◆せずにはいられないことに、素直に従えばいい
自分の中で最も武器になるものはたぶん「せずにはいられない」ことにあります。
また、最も得るものが多いのは、それをやっているときです。
「せずにはいられない」を見つめ直せば、モチベーションを上げる必要はないのです。
ではまた今度。