会社を辞めていく人の、8パターン
会社を辞めていった人を振り返ってみて、
どういう理由だったのかを、まとめてみます。
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◆上司が部下を放置したから
上司が部下を見ないために、部下が辞めて行くケース。
部下が頑張っていても、上司が部下を見ていないために的外れなことを言ったりする。
そうすると一気に部下の心は離れていきます。
上司が「長時間労働しているか」「とにかくたくさん営業しているか」など、的外れな評価基準を持っているが故に部下が辞めて行く姿を何度も見たことがあります。
それは、そうだなと。
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◆仕事の評価基準が嫌だから
上司が「努力」「根性」「長時間労働」などを求めてくるタイプは、好まれません。
生産性、創造性などの概念がない人に多い傾向です。
どこで評価するかを間違った上司は、とにかく長時間労働すること、休まないこと、動き回ること、これを評価します。
昭和の時代の名残りを持った上司から、離れていくというパターンは多かった。
この、「長時間労働」「動き回ること」を評価する人は、少なくありません。
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◆上司がいなくなるから。または変わるから。
尊敬していた上司がいなくなったために、会社を離れるケース。
ある時、事業部長が退職する時、その部隊社員の8割が辞めていったことがありました。
それだけ、部長と部下が繋がっていたいうです。
とてもデキる部長だったので、尊敬されていたのでしょう。
辞める理由も辞めない理由も、「その人がいるから」という側面は無視できません。
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◆やりたいことがあるから(今の仕事ではやりたいことができないから)
男性の20代後半から30代前半にかけての世代に顕著でした。
一定期間を過ぎて、ある程度仕事が回せるようになってから仕事を見つめ直した結果、辞めるという形です。
ルーティンワークに慣れてしまった、
やっていることがつまらなくなった、
学ぶものがなくなった、
先が見えてきた、
ぬるま湯から抜け出してチャレンジしたい、など。
「このままで終わるのはイヤだ」という、
前向きな姿勢だと思えます。
この世代なら、新しいことにチャレンジするチャンスがまだ残されているために、
思い切った決断をする方が少なくありません。
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◆信頼されていなくて辞める
結構な肩書を持っていて良いポストに居ても、
信頼がないために辞めざるを得ない人は少なくなかったです。
その人たちは、ついてくる人がいなかったようです。
好かれていなかったから、やりづらくなって辞めていく感じです。
その人自身が原因という形がほとんどです。
たとえ重要な肩書を持っていても、
やはり肩書だけで人は動かない。
誰もついてくる人がいない状態は、
結構つらいものがあるなと、肌で感じます。
肩書と人間性は、別物のようです。
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◆社会人ルールを習得できなかった
新卒で入社して辞めていく人の中でもったいないと思うパターン。
社会人ルールを習得しないまま辞める人です。
社会人ルールとは、遅刻しないとか、期限を守るとか、報告 連絡 相談をするとか、素直に聞き素直に謝るとか。
そういう基本的なことができずに、辞めていくパターンです。
社会人ルールを乗り越えないまま辞めていくのは、
本当にもったいない。
これは、学生ルールを乗り越えられなかった本人に問題があるケースがほとんどです。
ここだけは、乗り越えるべき壁だと思っています。
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◆体調を悪くしたから
持病を持つ人もいれば、長時間労働により無理をして体調を崩す人もいました。
また、女性の中には、生理により体調を崩す人や貧血で顔が真っ白になっていた人もいました。
ただ、どうしようもない体調不良で辞めて行く人は少ないです。
大半は、体調不良を理由にして辞めて行く、というパターンでした。
特に派遣社員やアルバイトさんは、
体調不良という理由で、退職する人が多かった気がします。
体調不良が理由で辞めた人の本心は、
「キツいわ」「合わないな」「周りとうまくいかないな」「楽しくない」
といったものだと想像しています。
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◆クビになった
何人かいました。
•無断欠勤が続いた
•勤務態度がひどく同じ失敗を繰り返した
•連絡なくいなくなった
いつでも、一定の割合で、います。
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以上、8パターンを書きました。
言いたいことをまとめると、
•辞める人は、止めても結局辞めていく
•人間関係が、辞めるか辞めないかを左右する
•肩書を持っていても、辞める人は辞める
•真面目にしている人ほど、急にいなくなる
•部下は、上司を見ている
ではまた今度。