「怒る」ことは、相手を思い通りにするラクな手段
怒りは、相手を自分の思い通りにしようとする目的があります。
子供に大声で怒鳴るのは、子供を自分の思い通りにするためです。
本当は、冷静になって、論理的に、言葉を伝えられるはずです。
それなのに、大声で怒鳴ったり、荒々しく怒りを爆発させたりするのは、相手とコミュニケーションがうまく取れないからです。
自分の思い通りにするための、ラクな手段を取っているのです。
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「相手に伝えるべきことを伝える」という行為は本来、怒りを必要としません。
『いや、相手は言ってもわからないから、怒ってるんだ!相手のためなんだ!怒る正当な理由があるから自分は間違ってない!』と、怒る人は言います。
でも、根本には「相手を変える。思い通りにする」という自己の目的がある。
自分の私的な目的をそのまま言うなんてできないから、真っ当な理由をつけて、怒りを正当化する。
これは、「怒りっぽい人」の特徴です。
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気に入らないことがある時、「怒る理由がある。自分は間違ってない」と考えるならば。
その人は、常に、自分の感情を正当化します。
荒れ狂うのは、その理由があるからだといいます。
でも、本当は「相手を自分の思い通りにしよう」と考えているだけなのです。
そのラクな手段として、怒りを使っている。
怒っている人は、困っている人なのです。
ではまた今度。