「内向的」な人が持つ、3つの強み
内向的な性質。
内気、引っ込み思案、慎重、大勢の人といたり、飲み会に参加したりすることが苦手。
そういう内向的な性質を持っていると、
積極的な人、社交的な人、堂々としている人、行動的な人、人脈が広い人などの、
外向的な性質に憧れたりする。
「こんな自分ではいけない」と、内向的な自分を変えようとしたり、否定したりする。
外向的で、積極的で、行動的な人が成功している所を見ると、
余計に自分を無理してでも変えようとしたりする。
でも、そんなこと、しなくていい。
内向的な性質を、外向的な性質へと近付ける必要はない。
内向的な性質は、世の中に必要だから。
内向的な性質の必要性を、まとめてみる。
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◆リスクに対して慎重
外向的な人は、リスクの高いことにもガンガン進んでいく。
行動的な所は評価されるかもしれない。
でも、「その行動が間違っているかもしれない」という冷静さに欠ける。
熟考をしないまま、
たとえば大額を投資したり。
賭け事をしたり。
起業したり。
たとえ、その行動が無謀で、冷静に考えても危険だとしても、外向的な人は聞かないだろう。
「先にあるワクワク感」「大きな報酬や目標」に意識が向かっているから、慎重になんて考えられないのだ。
内向的な人は、そんなことはしない。
リスクの高いことに対して、慎重になる。
調べたり、勉強したり、周りの人に聞いたりして、安全性を確保する。
その上で、最善な策をとる。
オワってしまうようなことは、絶対にしない。
破綻しないようにするために、努力する。
だから、賭け事で大損したりしない。
離婚やケンカが外向的な人より少ない。
あまり危険な目にあわない。
これは、内向的な性質の強みの一つ。
◆敏感で、相手の気持ちに共感する
内向的な人は、敏感である。
物事に対して、人一倍、心を揺さぶる。
人生に起こるできごと、物語、自然、世の中のニュース、周りの人の言葉や態度なと。
あらゆることに対して、心を動かしている。
それは、素晴らしい感動の時もあれば、深い悲しみや不安の時もある。
周りのこと、本や物語、森羅万象、まるで自分のことのように移入してしまう所がある。
敏感さは、気付かないことに気付ける可能性がある。
ひと、もの、こと、そこに深みと広がりを見ている。
わざわざ、ハワイの、南の島の、青い海と空を見にいかなくても。今日の、空の、夕日を見て、感動できる。
スタバの店員さんの笑顔とか気遣いに喜びを感じられる。
内向的であることは、より自然とか人間に向かっていくことだと思う。
この強みを、内向性は秘めている。
◆「数、広さ、大きさ」より「深さ、奥行き、少数」を求める
内向的な性質は、考えること、知ること、深めることが好き。
多くの人々とワイワイやるよりも、1対1でじっくり話すことに喜びを感じる。
初めて会う人とたくさん知り合うことよりも、1人の仲良しを持つことに興味がある。
飲み会や遊びのスケジュールが埋まることよりも、
自由なスケジュールの中でじっくり本を読んだり、散歩したり、カフェでゆっくりしたりする方を求める。
瞬間的な刺激よりも、持続する精神的な喜びを求める。
そこに、数、広さ、大きさは必要ない。
孤独、親密な人との関係、自由、それらを大事にする。
外向的な人が人とたくさん会って、話して、発散してしまうエネルギーを、
内向的な人は、物事を深める方向に使う。
他の人がたどり着けない気付き、考え、世界を、内向的な人は知っている。
ある分野で、内向的な人が深めたものに、他の人はかなわない。
ここに、新たな概念や発明、プロダクトが生まれると思っている。
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まだまだ、ある。
今日はこのくらいに。
ではまた今度。