仕事や人生で、早く知っておけばよかったこと

同じものから、1気付くか、10気付くか、100気付けるか

礼儀正しすぎると、切ない

あるカフェでサンドイッチセット(お店ではAセットという)を頼みました。

 
先にドリンクをレジで受け取り、
サンドイッチはできてから、呼ばれて受け取るという流れです。
 
カウンターでサンドイッチができるのを待っていました。
 
待っていたのは自分ひとりです。
距離は2メートルほど近くで目の前です。
周りには誰もいません。
 
 
その距離で店員さんがサンドイッチを手に持って
「店内でAセットご注文のお客さま〜!」と大声で言いました。
 
 
自分は目の前にいましたが、
『この距離で、その声で、マニュアル通りの言葉使うの』と思いました。
 
自分ひとりで周りは誰もいませんでした。
頼んだ人が自分であることは明らかです。
 
それでも、マニュアル通り、礼儀正しくそのままの対応なのです。
 
〜〜〜〜〜
 
飲食店で切ないのは、
相手が非人間的だと感じたときです。
 
さっきのシチュエーションだったら、
「お客さま、こちらできましたよ」と小声で言って欲しいです。
 
普通の日常のやり取りでいいのです。
 
それなのに、「店内でAセットご注文の〜」は非人間的で切ないです。
 
もっと、普通でいいのです。
 
 
同じチェーン店でも、
従業員によって「人間的な人」と「非人間的な人」がいます。
 
どんなに全国チェーンでマニュアルが徹底されていたとしても、
やり取りは普通でいればいいのです。
 
スターバックスコーヒーの接客サービスなんて、
ほぼスタッフ個人にお任せです。
 
その方が温かいし嬉しいです。
 
 
礼儀正しいことは、
ときに冷たくなるのです。
 
 
ではまた今度。