「意味」は、あとからわかる
怒られた。
厳しくされた。
面倒な仕事を振られた。
思い通りにいかなくなった。
わけのわからないことに直面した。
嫌なこと、悲しいこと、面倒なこと、
人生いろんなことが起きます。
そんな時、すぐに「意味」を考えてしまいます。
「なんでこんなことが起きるんだろう、意味わからない」
「それって、何の意味があるんですか」
何かをする前、
または、まさに経験している時に、
先に「これ意味あるの」とか「もう、意味わからない」と考えてしまいがちです。
でも、ここで知っておくと少しラクになることがあります。
それは、「意味は後からわかる」というものです。
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◆先に意味を求めない
新入社員の頃、よく上司に怒られていました。
「電話の声をもっと明るく」
「語尾を伸ばしたらダメ、はっきり言い終わらないと」
「メールの言葉遣いがおかしい、やり直し」
「作ってくれたこの資料、わかりにくいからやり直して」
「契約書の中に一文字、不自然な所があったから作り直して」
何もかもがわからなくて、間違いだらけで、怒られてばかりでした。
その度にクヨクヨしては、
「こんなの意味あるの」
「もう、意味わからない」
と思っていました。
先に意味を求めてしまって、落ち込んでばかりでした。
この、「先に意味を求める」という考え方が、今考えると良くないことだったと思います。
なぜなら、意味は、後になってわかったからです。
「あぁ、上司が言ってたことはこういう意味だったのか」
あとになって、ふとしたときに、気づきます。
先に意味を求めるのは、無理があったのです。
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◆意味は、自分で見つける
次に、「意味は自分で見つける」です。
わけのわからない仕事をやる羽目になった時。
面倒なことを振られた時。
「それって意味あるんですか」と言いそうになります。
つまらないし、手間がかかるし、わからない。
そんな時、「相手は意味を教えてくれない。なんで?こんなことやっていていいのかな」と思ったりします。
でも、意味は相手から与えられるものではないということに、後になって気づくのです。
自分の中から、意味が見出されるのです。
「これを乗り越えたらあなたは、価値ある人間になる」
「この仕事を100回やったら出世させるから」なんて意味が、向こうから与えられるわけがないのです。
後から振り返ってみた時に、
「あぁ、あの出来事って、こういう意味か」と自分の中で気づくのです。
究極、相手から与えられる意味なんてなくて、
全ては自分の「心の中、頭の中、気づきの中」に存在するのです。
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◆全てに、意味がある
•先に意味を求めない
•相手から意味を求めない
要は、「後になって」「自分と向き合った時に」フッと感じられるものがきっと、自分にとって大切な意味なのです。
ではまた今度。