禁煙は、しなくていい
ぼくの周りで禁煙に挑戦した人で、
うまくいった人はなかなかいません。
「禁煙て、すっごい難しいんだな」といつも思う。
(ぼくは吸わないので、本当はどんな気持ちかわからないのが実際のところ)
今日は、結論から言うと
「禁煙は、しなくていい」というお話です。
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◆「ニコチンパッチ」に挑戦した先輩の場合
ニコチンパッチとは、
腕の皮膚のうすい所に、ニコチンが含まれたシール(パッチ)を貼って、
体がニコチンを欲することを止めて、禁煙を試みるもの。
これを試みたのは会社の先輩。
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先輩:「このシール貼ってたら、タバコ吸いたくならないんだってさ」
と言って、得意げにニコチンパッチを見せてくれた。
先輩:「やっぱりさ、たばこ体に悪いしお金かかるし、
わたし女だしね、そろそろやめないとってずっと思ってて」
意気込みは十分あるようだ。
パッチは値段が結構するらしい。
「たばこより値段高いよ」とは言うものの、
先輩はマジメにパッチを使っていた。
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先輩がニコチンパッチを利用して1週間後くらい経ったある日。
その先輩を交えて会社の人たちと飲みに行った。
そこで、ぼくは見てしまった。
先輩が、タバコをふかしている姿。
(フツウに、吸ってるやん・・)
ぼくは、先輩に聞いてみた。
ぼく:『あれ、ニコチンパッチはどうなったんですか。禁煙するって話は・・』
先輩は、腕を見せた。
そこには、ニコチンパッチが貼ってある。
ぼく:『・・・(パッチ貼って、タバコ吸ってる)』
言葉を頑張って探してはみたけれど、
この言葉しか出てこなかった。
ぼく:『意味、ないじゃないですか』
先輩:「やっぱね、吸いたくなるって。やめられんね」
先輩は、開き直っていた。
爽やかでさえあった。
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◆タバコは、やめられないらしい
長年の喫煙者からすると、タバコは、吸わないと落ち着かなくなるようです。
これも実際の話ですが、「タバコやめる!持っているから吸ってしまうんだ!」と言って、
タバコの箱ごとバーンとゴミ箱に捨てて、
翌日ふつうに、新しく買ったタバコを持っていた友人もいました。
もはや、ちょっとしたコメディです。
タバコをやめることは、喫煙者からすると、結構なストレスになるようです。
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◆「やめなくていい」と思えば、楽になる
食べ過ぎ、飲み過ぎ、喫煙、衝動買い、ケータイ依存、、、etc
人間、誰にだってやめられないことはあります。
その、やめられない行為を無理にやめようとすると、ストレスがかかります。
合理的にみて良くないことを合理的に解決しようとしても、
なかなかうまくいきません。
うまくいかないこと、
それが、余計にストレスになります。
それだったら、やめなくていいんじゃないでしょうか。
「じぶんは、思いっきり食べるんですよ」と言って、
バカバカ食べる方が、清々しいです。
みっともないのは、「食べないようにしてるんです」といって、
実は裏で結構食べていることです。
じぶんの行為とか性向を、
押さえつけようとしない方がストレスフリーです。
たとえば、お酒を飲むと暴れるとか、買い物し過ぎでローン地獄になるとか、暴飲暴食で本当に病気になるとか、
日常生活に重大な欠陥を及ぼしたり、周りにつらい思いをさせてしまったりするなら、やめるべきです。
でも、そうでないなら堂々としていていい。
なんでもそうですが、悩みすぎる原因は、
「あれしてはいけない、こうしなければならない」と、
常にじぶんをストレスに追い込んでいるからです。
「しないといけない」と思っても、できないから落ち込む。
思いに縛られていると、その思いに支配されます。
それは、つらくないですか。
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できない、って最初から言えばいい。
解き放たれると、ラクになります。
満足感は、自分のものです。
無理に、なにかを押さえつけようとはしなくていい。
それが、無用なストレスを抱えない
大切な一つの考え方だと思っています。
※追伸
「バカバカみんなタバコ吸おう」という主旨ではありません。
ではまた今度。