仕事や人生で、早く知っておけばよかったこと

同じものから、1気付くか、10気付くか、100気付けるか

出会う方法は、「出会おうとしない」こと

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「出会いたい」と思った時。

すぐ浮かぶのは「出会うための行動をする」です。

「合コン」「パーティー」「飲み会」「二次会」「紹介」・・・

でも、これでは出会えない。
そう、思っています。

今までの出会いを振り返ってみて、
「出会おうとした」ときに、本物の出会いがあったことはないからです。

今でも付き合いのある人、共にいて充実を感じる人、自分でいられる人、安らぐ人、
それらの人との出会いを振り返ってみて、
「出会おうとした」ことなんて一つもなかった。

『いつのまにか一緒だった』
『気がついたら出会っていた』

そんな感じです。

人間同士の本当の出会いに、
「さあ出会うぞ!」なんて、そんなものいらないのです。

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◆出会いを、焦らない

「出会い」について、
失敗するのは「焦る」時です。

「出会い」は、出会っていない時は憧れます。

「出会いたい」と、切望します。

それでも出会わないと、焦り始めます。

ここで、たいていは「出会う」ことを求める行動をします。

「寂しい」
「出会わなくちゃ」
「みんな出会っているからじぶんも」

こうして、「出会い」に行く。

この時点で、「出会う」という行為に不純なものが混じります。

「焦り」「不安」「寂しさ」「周りとの比較と強迫観念」そういうものが混じってきます。

心の隙間を埋める為に、
何らかの行動をとらざるを得ない感じです。

これで、充実や安らぎを感じる出会いが訪れるとは思えません。

なぜなら、その場にいる人はおそらく大半が、
心の隙間を埋めようとしている人だからです。

焦っても、充実を感じる出会いはまずありません。

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◆出会いを、求めない、広めない、増やさない

「出会い」がないとき、
もう一つ失敗するのは「出会いを増やそうとする」ことです。

充実を感じる出会い、心から安らぎを感じられる出会い、
そんな出会いをしていないと、数を集めて安心を得ようとします。

「たくさんの出会いを持つ」ことで、
なんとか自分自身の心の隙間を紛らわそうとします。

「自分にはたくさんの出会いがある」と感じることで、
安心しようとします。

でも、本当は、どこか寂しさを抱えています。

心から充実した時間を過ごせる人との出会いがないから、
別の形で安心を得ようとする寂しさがある。

でも、数を集めて、薄い、浅い、出会いを持っていっても、
心の潤いを感じることができなくて、
余計に寂しくなるだけな気がします。

大勢で騒いだ直後に、
一人になってみた時のあのなんとも言えない寂しさは、たぶんこれです。

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◆出会いは、出会おうとしないときに訪れる

・出会いを焦らない
・出会いを増やさない

この二つを守るだけで、
ずいぶん違ってきます。

エネルギーを「出会うこと」に費やすのではなく、
『目の前のこと』か『自分』に向けることで、最も出会えます。

『目の前のこと』とは、仕事や勉強をひたむきに行うこと。
『自分』とは、自分と向き合うこと。

経験上、これが、最もいい出会い方です。

面白いことに、
「こうなったらひとりで行こう」
「仕事と勉強をひたすら頑張ろう」と、
出会おうとか思わなくなったときに、ポンと出会えるのです。

出会いを焦ったり、周りを気にしたり、比べたり、無理したり、変に行動したり、
そんな時には出会えなかったのです。

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究極、最も充実を感じるひとりの人と、出会えるかどうかです。

充実や安らぎを感じないのに、寂しいからといって出会っても、
心の奥底ではどこか寂しさが残ります。

出会おうとするほど寂しさや虚しさが訪れる。
逆に、出会おうとしないでひたむきに目の前のことをやっていくと出会える。

「出会い」はたぶん、

向かっていくものではなくて、気がついたらそこにあるもの。


ではまた今度。