仕事や人生で、早く知っておけばよかったこと

同じものから、1気付くか、10気付くか、100気付けるか

長く読まれる文章になるために大切な、3つのこと

文章として残ることを考えた時、理想は「長く読まれるもの」であることです。


「1度だけ」ではなく、何度でも読めるもの。

読んでも読んでも、新たな気づきを得られるもの。

どんな時代になっても、古くならないもの。

そんな文章を残すには、どうすればいいか。

今日は、それを考えます。3点でまとめます。

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◆流行を追ったり、話題を追ったりしない

1つ目は、流行や話題を追わないことです。

流行は、常に短期的です。

流行や話題を追うことは、短期的には強い。

瞬間風速的に、広まります。

ともすれば、人気になり、有名になり、もてはやされます。

でも、おそらく9割は、消えていきます。

芸能界やアイドルグループを見ても、明らかです。

文章も同じです。流行を追ったり、人気を取ろうとしたりすると、どこがで破綻します。

理由は、自分に積み重なるものがないからです。

自分自身に向きあうことをせず、話題や流行ばかり見ていると、表面的なネタ探しにしかなりません。

それを、読者は見抜きます。

「人気取りに行っちゃった」感が、予想以上に伝わります。

こうなると、終わるのも時間の問題です。

流行を追ったり、人気を取りにいったり、しないほうがいいです。

お互いに、良い気持ちはしない気がします。

これが、長く読まれる文章の1つ目のポイント。

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◆「お役立ち情報」や「まとめ」だけに終わらないこと

2点目が「情報」だけに終わらないことです。

「知っておくと役に立つ」情報があります。

それを知っておくと得するとか、雑学や知識が広まるとか。

それらは、たんに「情報」です。

知ったら終わりです。

ググる」と解決できることです。


こうした情報はたしかに、瞬発力はあります。

需要もあります。

でも、それは、何度も読み返したい性質のものではないし、読み継いがれていくものでもありません。

「心に残る」という性質ではないからです。

「お、役に立った!」で終わりです。

少し大げさに言うと、単語帳という情報の羅列から、人間を深めることはできないのです。

単なるお役立ち情報だけで終わらないこと。これが、2点目。

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◆人間に触れるテーマであること

最後に3点目が、「人間」というテーマに触れることです。

「人間」というテーマは永遠だからです。

100年後、今流行りのものや話題のテーマは、ほぼ存在しません。

10年後、1年後も微妙です。

もっと言うと、次の日には大半が消えていきます。

「話題の」「人気の」「流行の」というものは、永遠ではありません。

それらをテーマにすると、長く残らないのです。


一方で、人間というテーマは、永遠です。

今も昔もこれからも、人間は生きています。

喜怒哀楽、心、精神、感情や感動、自然、考え方、気づきなど、それらは時代に左右されずいつまでも人々に存在し続けるテーマです。

1000年前も、今ぼくらが感じるような気持ちはあったし、1000年後もそれは同じです。

この「人間」に関わるテーマは、長く残るものです。

これが、3点目。

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以上3点。
(これらは、「ビジネス」という視点で見たら「流行」「人気」「数集め」などが必要だから、上記の3点は当てはまらないかもしれないです)


最後に、大学時代に恩師から教わった言葉を書いて終わります。

「古典とは、古くならないもののこと。時代を経るほどに新しくなっていくもの」


ではまた今度。