ブラジルの歴史的大敗と、それに付随したニュースたち
サッカーワールドカップで、一日中話題になっていた。
ブラジル 対 ドイツの試合結果について。
「ブラジル歴史的大敗」
それと併せて、さまざまなトピックがあがっていた。
「試合中に涙するサポーターたち」
「大敗は、恥の中の恥」
「大敗に伴ってブラジル国内のバス放火が20件以上」
「準々決勝でブラジルのネイマールにケガをさせたスニガ選手への批判」
各人、各所から、諸々。
いち、サッカーの試合から、こんなにも様々なニュースへと派生していた。
今日のネットニュースなんて、このことばかりだった。
ぼくは素直に、すごいなと思った。
一つの試合から、こんなに人々に知れ渡るものが生まれるなんて、なかなか無い。
「ドイツ」 7 対 1 「ブラジル」
という結果もたしかに驚く。
でも、一つのサッカーの試合から、
こんなにも人々が動くということの方がもっと驚いた。
『ただ、ひとつのサッカーの試合でしょ』
なんて思いたいけれど、実際はそんなものではないみたいだ。
スポーツは、とてつもなく人を動かす。
「自分自身」と、「選手」とか「チーム」は本来ベツモノである。
でも、スポーツになると、
「自分自身=チーム」とか「自分自身=自国」とかいう感覚になるみたい。
これって、少し気をつけた方がいい。
「自分自身と関係ある対象」は、
自分ではどうやってもコントロールできないから。
どんなに自分自身が頑張っても、
本来「自分自身ではない」からコントロールなんてできない。
コントロールできないもの(自分自身ではないチームとか選手=他人)なのに、
自分自身のように考えてしまって、
極端になるとキレたり荒れたりする。
(応援する野球チームが負けたらちゃぶ台をひっくり返す、みたいなことが起こる)
自分と対象は、切り離しておかないと危険なことになりかねない。
コントロールできないものに動かされることほど、
怖いものはない。
ではまた今度。