仕事や人生で、早く知っておけばよかったこと

同じものから、1気付くか、10気付くか、100気付けるか

叱られるのは、見込みがあるから

この人には見込みがないと思っている人に対して、

叱ることはありません。

 
「自分とは関係ない」と思っている人を、
叱ることはありません。
 
そういう人に対しては、
適当に優しくします。
 
 
叱ることで嫌われたり、嫌な思いをさせて逆恨みされるくらいなら、適当に優しくした方が楽だからです。
 
「この人には言っても意味が無いな」
「自分と関係ないからもういいや」
 
そう思ったら、
その人を叱ることはありません。
 
なにも、言うことはなくなります。
 
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◆叱ってムッとされたら、もう、次は何も言わない
 
 
叱る側は、
エネルギーが要ります。
 
伝えたあとには、
マイナスを被るリスクがあるからです。
 
嫌われる、
反撃される、
逆切れされる、など。
 
どちらかというと、
叱ることはマイナスの方が大きいのです。
 
それでも叱るのは、
相手が「自分と関係のある人」だからです。
 
「無視できない人」
「無視したくない人」
だと思っているからです。
 
もっと言うと、
その人の将来を考えているのです。
 
「その人の将来なんてどうなっても知らん」
そう思う人に決して叱ることはありません。
 
相手を叱るのは、自分と関係があるからです。
 
「無視」「放置」という対象ではないということです。
 
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◆「無視」「放置」は、最もつらい
 
人間が最もつらいのは、無視されたときです。
 
「君いたの?」
「誰だっけ?」
「どうでもいい」
「あっちいって」
 
そういう状態が最もつらいです。
 
叱られたり、注意されたり、なにかを言われていることの方が、
自分の存在を見てくれている感があります。
 
無視していない。
見てくれている。
 
その事実に気付くと見方が少し変わります。
 
 
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◆叱られた時はわからなくても、振り返ってみるとわかる
 
「気付き」は、
叱られた瞬間はわかりません。
 
後払いです。
 
『あの時ああ言われたけど、自分は確かに雑なところがあるよね』
『性格のこと言われていやだったけど、言ってることは間違ってないな』
 
こういう思いになれた瞬間、
「叱ってくれた人の思い」に触れるのです。
 
自分に、わざわざ、言ってくれていたのです。
 
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◆あとで、気付けばいい
 
誰でも、叱られたときは、ムッとします。
 
そのあとで、冷静になって、ふと思い出してわかるときが来ます。
 
たぶん、それでいいのです。
 
「叱る」ことの中には、
何らかのメッセージや思いが必ずあります。
 
叱られたら、
その叱ってくれた人は、きっと大切な人です。
 
 
ではまた今度。