仕事や人生で、早く知っておけばよかったこと

同じものから、1気付くか、10気付くか、100気付けるか

「夢を持て」「目標を明確にしろ」と言われても、わからない

「夢を持て」「目標を明確にしろ」と言われて、

はっきりとした夢や目標を答えられる人は何人いるだろう。

 

ぼくは「わからないよ、そんなの」というのが正直な実感でした。

 

特に、大学生の頃はそうだった気がします。

 

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以前、大学生の頃、

自己啓発本を読みあさっていた時期がありました。

 

自己啓発本には頻繁に

「夢を持て」

「明確な目標を立てろ」

「鮮明に将来をイメージしろ」

という言葉が出てきます。

 

でも、「目標を持つことで成功の近道になる」なんて頭ではわかっていても、

実際には困りました。

 

 

当時、夢なんて持とうとしても全然わからなかったからです。

 

 

「お金持ちになりたい」

「自由な生活を送りたい」などの漠然としたものはありました。

 

でも、当時は具体的に「こうなる!」なんてものはわかりませんでした。

 

本に「目標を持たないと成功できない」と書いてあるたびに、

心配になりました。

 

「夢や目標が描けない自分って、ヤバいんじゃない?」

みたいに思っていました。

 

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最近気付いたことがあります。

 

「夢や目標は、どんなに頭で考えてもわからない」

「夢や目標は、日々過ごしていく中でだんだんわかってくる」

という2点。

 

 

言い換えると

「夢や目標は、抽象的に考えてもまず出てこない」

「夢や目標は、具体的な経験の中で徐々に見えてくる」

ということ。

 

要は、何かを始める前に最初から「夢」を持たなくてもいいということです。

 

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夢や目標がないと思っている人は、

全然気にしなくていい。

 

なぜなら、日々を過ごしていると、

向こうから「夢」とか「目標」がふと見えてくる出来事がやってくるからです。

 

行動している過程で唯一、

夢とか目標が見えてくるのです。

 

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「出来事」は人それぞれです。

 

親が、急に体調を崩したとか。

上司が、急にいなくなったとか。

会社が、倒産したとか。

大切な人が、いなくなったとか。

 

何かが変わるきっかけは、

何かを得る時よりも、

何かを失っていくプロセスの中で訪れます。

 

 

とにかく、生きている限り、

ふとなんらかの変化がやって来て、自分の道筋を変えていく。

 

その過程で、「夢や目標」とかいうものが徐々に見えてくるのです。

 

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だから、無理して「夢を持とう」「目標を明確にしよう」とか思わなくていい。

 

「自分探し」なんて、もってのほかです。

 

無理に何かを探すのをやめて、

自分自身の目の前の人生をひたむきに生きていればいいのです。

 

 

ではまた今度。