仕事や人生で、早く知っておけばよかったこと

同じものから、1気付くか、10気付くか、100気付けるか

「出世」するための2つの要因

出世するためには、

「実力」と「機会」が必要です。
 
ここでいう、「実力」と「機会」とはなにか。
 
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・「実力」とは
文字通り、能力とか資質です。
仕事で言えば、実務遂行力、営業力、交渉力、分析力、プレゼン力など、
仕事において発揮すると評価されるチカラです。
 
 
・「機会」とは
実力を発揮するための場所・地位・権限・方法などです。
これがないと、たとえどんなにすごい実力があってもダメです。
 
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「出世したい!」と考える時、
この「実力」と「機会」を考えると、
努力の方向性を誤ることがなくなる気がします。
 
もし、「会社で出世したい!」という方向性を考えるとしたら、
「機会」のことを考えるのは大事です。
 
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◆「出世」は、「機会」の要素が大きい
 
会社でいう成功の一つに「出世」があります。
 
この「出世」は、機会の側面が大きいです。
 
 
ぼくが社会人になって知った事実の中で驚いた一つのことは、
「なんでこの人が、こんなに良い肩書きなの?」という人がゴマンといることでした。
 
『実力と違うんじゃない?』という違和感を、何度も味わったのです。
 
これは、どこに行ってもそうでした。
 
 
当初は腑に落ちなかったのですが、今になってわかります。
 
『出世は実力だけではない』
 
これが、本質です。
 
 
肩書きを持っている人は、
「機会」という面の大切さを知っている人です。
 
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◆機会を得るキーワードは、「かわいがられること」「プレゼン力を持つこと」
 
 
ものすごく頭が良くて、能力が高くて、真面目で、
能力的に申し分ない人が成功するわけではありません。
 
原因は、
「チャンスを与えられるだけのかわいげがなかった」か、
「プレゼン力がなかった」か。
 
言い換えると、
「自分の能力を活かし、発揮し、使う場所を得る方法を心得ていない」
「自分の最高の力を切り取って、相手にうまく伝える力がなかった」
です。
 
 
要は、いい商品でも
「知られなかったら売れない」
「使われなかったら意味がない」のです。
 
 
会社での出世を考えた時、
「実力」とは別に、
「実力を発揮させる場所や権限や方法を得る」必要があるのです。
 
この具体的な要素が、
「かわいげ」とか「プレゼン力」です。
 
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◆「おまえ、やってみるか」って、言われるのが出世
 
 
実力が高くても、
実力を発揮させることのできなかった人は、
たぶんたくさんいます。
 
これは、もったいないです。
本当はあって欲しくないことです。
 
 
でも、現実を見つめるしかありません。
 
 
もし、「会社で出世する」ことを考えるなら、
『どうすれば、実力を発揮する場所や機会を得ることができるか』を、
真剣に考える必要があります。
 
 
これは、
「挨拶をする」
「上司の時間を無駄にしない」
「報告・連絡・相談をまめにする」
「簡潔に分かりやすく説明する」
「上司の好みを感じ取る」
など。
 
会社内で(上司から)「評価されそうなこと」「よく思われること」をするのです。
 
この積み重ねが、
会社では大事になってくる。
 
能力を発揮する前に、まず土台作りです。
 
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◆なんでも、最初から、実力を発揮するだけでは上手くいかない
 
 
会社は、現実を学ぶには、最適です。
 
社会は、会社にいる時の経験が活かせます。
 
特に、「機会を得る」という実践が学べます。
 
出世は、人生の目的にはしなくてもいいけれど、
ゲームとして目標にしてみると学びがあるのです。
 
 
ではまた今度。