『喜ばせたい』と思った人を、人は好きになる
『喜ばせたい』と思うとき、人はその相手を好きになっている。
相手に何かいいことをしたいと思っているとき、幸せホルモンが出ている。
好きが先か、相手を喜ばせたいか先か、これは曖昧なところだ。
相手を喜ばせたいとか、助けたいとか、相手のためになりたいなどを、純粋に思える場合、高い確率で相手のことを好意的に思っている。
『相手を喜ばせたい』という思いは、純粋な人間の良心からくるものだ。
これを思わせてくれる人は、幸せをくれる人だ。
幸せをもたらす人を、人は放っておかない。
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これは、テクニック的に悪用することもできるし、実際に使っている人もいるだろう。
たとえば、水商売の世界では、お金持ちのオジサンは気に入った女性に高いバッグを買ってあげたりする。これも、『相手を喜ばせたい』というオジサンの気持ちをうまく利用している可能性が高い。上手な女性は、オジサンに『喜ばせる場面』をうまく与えている。
もし、テクニック的にオジサンを弄んでいくだけなら、通常の幸せな人間関係を構築することが難しくなる。利害で人間関係を構築するようになるからだ。これは、不幸な思考になる。
どうせなら、表面的なテクニックとしてではなく、幸せに生きるために活用することをおすすめしたい。
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●幸せに過ごすコツ
大事なことは、幸せに、心豊かに、良い人に囲まれて生きることだ。
幸せに生きるには、相手からは『喜ばせたい』と思われ、自分からも純粋に『喜ばせたい』と思う人間関係を作ることだ。
では、『喜ばせたい』と思える人はどういう人だろうか。
それは、相手が自分を好意的に思っていると感じたときだ。
例えば男性側からすると、相手がこちらのことをよく思っているかどうかわからない状態では、相手を『喜ばせよう』と思っていても、怖くてできない。
その解決策は、先に好意を相手にシグナルすることだ。(自分が好きな人にだけすればいい。好きでもない人にしたら、嫌なのに近づいてきてしまうから注意)
全ての人間関係は、相手の反応を元に、自分の出方が決まると考えていい。
自分がどう出るかは、相手の反応を元に決まる。
相手がこちらに良い反応を示してくれたら、こちらは『喜ばせたい』という幸せを得るために相手に良くしようとする行動をとるようになる。
モテるとは、かっこいい・かわいいという性的なものも大事だが、心理的に幸福になれるかどうかはもっと大事だ。
長く付き合うには、幸せな関係が必要だ。
幸せは、自然な気持ちで『この人を喜ばせたい・助けたい・自分ができることをしたい』と思える関係性に存在する。
究極、ここに利害はない。人間の良心や純粋な思いで繋がっている。(相手を助けたい・喜ばせたい・できることをしてあげたいなど)
『喜ばせる余白』を自然に与えてくれる人を、人は放っておかない。