孤独を、味わおう
『孤独』には、3つの前提があります。
1:すべての人が孤独を感じている
2:孤独をおおよその人がネガティブに捉えている
3:孤独にならないと、できないことばかり
今日は、孤独が大切であるという話です。
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1:すべての人が孤独を感じている
孤独を感じている時、『周りの人は楽しそうだな。自分だけ孤独なんじゃないだろうか』と思います。
実は、すべての人が同じ思いを味わっています。
SNS・ネットを見ると、みんな盛り上がっているように見えます。
街に出かけると、みな、楽しそうに人と歩いたり話したりしています。
そんな状況で自分は、スマホの通知すら来ないという状況です。
人と会う予定もない。
そこで、孤独を感じます。
『みんな楽しそうだけど、自分は違う』と思ってしまうから、余計に寂しさを感じてしまう。
それが、みんなほぼ同じ思いなのです。
2:孤独をおおよその人がネガティブに捉えている
『寂しいな』『みんな楽しそうなのに自分は・・』という思いは、なんとなくネガティブです。
孤独は、現象というよりも『心の感じ』です。
なんとなく寂しい・ひとりぼっちに感じる・周りを気にしている、という思いです。
『一人ではない=楽しそう=良いこと』
ゆえに
『ひとりぼっち=良くないこと』
と短絡的に思ってしまうのです。
『孤独』か『孤独でない』か、2通りでなんとなく自分を捉えてしまっているところが、ネガティブ感を持つゆえんです。
3:孤独にならないと、できないことばかり
結論から言うと、孤独は大切です。
孤独にならないと、人のありがたみがわかりません。
ひとりぼっちの時間が長い人ほど、
人と合わせるのが苦手な人ほど、
自分の思いやペースを人に合わせて疲れた人ほど、
リラックスして一緒に居られる友達が一人でもいるとその人のありがたみがわかります。
『もう、自分と一緒に居てくれる人はひとりもいないんじゃないか?』と感じるほどの人は、人とのつながりを感じられたらとても嬉しいです。
これは、孤独を経験した人にしかわかりません。
孤独を避けて、むやみに人とつるむと、余計に寂しいです。
『なんか違う。無理してる。疲れる。でも、ひとりはいやだから・・』それで、さらに無理して寂しい思いを増幅させます。
一度、しっかりと孤独を味わうことです。
孤独の時にしか、ひとりでできることはできません。
勉強する、本を読む、映画を見る、旅する、ぼんやり散歩する。
なんでもいいです。その時間に、自分を深めておきます。
孤独は、自分を深めるチャンスです。
寂しいことを味わうと、じわっとした人のありがたみをより深く、味わえるようになるのです。