裏切ることの、コストは大きい
たとえば人と会う約束があった時に、ドタキャンする人がいます。
「参加するとは言ったけど、やっぱり行きたくないからやめよう」
「気分的に乗らないし、気が重いからやめておこう」
「メンバーが微妙だし、やっぱりやめておこう」
ドタキャンする理由は、いろいろあります。
でも、ドタキャンしたら、その人はけっこうなコストを払っていることに、気付いた方がいいです。
〜〜〜〜〜〜〜〜
◆会う相手は、時間を削ってくれている
人と会う時には、お互い予定をあける必要があります。
その日の段取りも考えたりします。
会う相手は、時間的にも、心理的にも、エネルギーをかけています。
そんな中で、「やっばり行けない。やめとく」というドタキャンがあったら。
ドタキャンされた側はまず、相手と会うために準備した時間的、心理的なコストが台無しになります。
あわせて、ドタキャンされた側は、「ドタキャンするほど、この予定は大事ではなかったのだな」と感じます。
ちょっと切ないです。
この、人に対して「切ない思いをさせた感」が、ドタキャンした側の大きなコストです。
ドタキャンされた側は、「なにかあったら相手は他のことを優先するんだな」と認識することになります。
これは、取り返せません。
ドタキャンによる、相手に与える時間的、心理的なダメージを、知っておくことです。
〜〜〜〜〜〜〜〜
◆裏切らないことは、素晴らしい価値
相手との小さな約束を守ることは、大切です。
逆に言うと、小さな約束を破っていくと、相手に対する不信感へと変わります。
「いざとなったとき、あの人は約束を破る人なんだろうな」
こう思われたら、ダメージは多大です。
ドタキャンする人に対しては、どうしても深い関係が築けないのです。
〜〜〜〜〜〜〜〜〜
◆ドタキャンするなら、最初から断る
ドタキャンする人は、自分の都合を元にして選択しています。
自分本位です。
それは、相手に対して失礼です。
それだったら、最初から断ることです。
相手は、段取りから時間がかかっているのです。
ドタキャンすることは、相手の手間とか気持ちを見ていません。
それは、もったいないです。
わざわざ、相手にイヤな気持ちをさせて、さらに自身の信用を落としてしまうのは、コストが大きすぎます。
〜〜〜
ドタキャンするシチュエーションを、最初から作らないことです。
相手の時間と心理的なものを、粗末にしないことです。
これは道徳論ではなくて、損得です。
人生は、いかに、人の気持ちを粗末にしないかが大事です。
そのためには、小さな約束を破らないほうがいい。
ではまた今度。