人間関係を、自分から切らない
【目次】
●相手と意見が違うからといって、切らなくていい
●どんな仲良しでも、意見が違う所が、100%の確率で出てくる
●考えが違うからといって縁を切っていたら、友達がゼロになる
●感情は、すぐ出さずに保留する。
●少し距離を置けばいいだけ。時間が解決する
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●相手と意見が違うからといって、切らなくていい
たとえばコロナになってから、コロナに対する意見が周りでそれぞれ違います。一方は、『ワクチン打ったし、早く旅行に行きたい・飲み会したい・マスク取りたい』と思い、もう一方は『いや、また第6波の感染が来るかもしれないから自粛は続ける』とか『ワクチン怖いから打ちたくない』など、相反する考え方がそれぞれに存在しています。
自分と反対の考え方の人を見て『なんで、そんな考えするのよ』と思って、ともすると『あの人はもう無理』となってしまう人がいます。
でも、意見が違うからといって、人間関係を切らない方がいいです。自分への被害が及ぶ極端なケースでない限り、周りの人と考えが違う時に縁を切るのはもったいないのです。
●どんな仲良しでも、意見が違う所が、100%の確率で出てくる
みんな、支持する考え方・主義主張・仕事の仕方・お金の価値観が違います。
『え!あの人を応援してるの?信じられない!』と、自分と反対の意見の人を支持している人と知ったら『もう、付き合うのやめよう』となるのです。この行き着く先は、『自分の意見や考えと合致した人とだけ付き合う・それ以外は切る』ことになります。
どんなに意見が違っても、すぐに切っていたら、誰ともコミュニケーションできなくなります。
人間関係が、極端に狭まってしまいます。
人間関係を切ると、永遠に関係性がなくなります。そればかり選択するのは、もったいないです。
●考えが違うからといって縁を切っていたら、友達がゼロになる
人間関係を切っていくと、究極は友達がゼロになります。自分と意見があっている時だけ、友達でいられるという状態は不可能です。
返事が遅いとか、連絡が少ないとか、誘いにのらないとか、興味関心が全く違うとか、お金や仕事の考え方が合わないとか、人はそれぞれ色々と違うことだらけです。
全ての人は、考え方・状況・関心・仕事や経済状況・連絡の頻度などが違います。なのに『思った通りにならない』と苛立ってしまうのです。
●感情は、すぐ出さずに保留する
人間関係のコツは、自分の感情を相手にすぐに出さないことです。イラッと来たとき、一旦その感情をグッと堪えます。感情を保留することです。
一晩寝たら、考え方は変わります。『あれ、なんでムカついてたんだっけ』と冷静になるのです。
人間関係でつまずきやすい人は、白か黒かですぐに感情をぶつけてしまうタイプです。ブチ切れてしまったら、修復が出来なくなるのです。
『感情を出すな』では無理・我慢になります。そうではなくて、『感情を、すぐに出すな』です。
時間が経つと、冷静になります。イラついていたことも『なんかあったっけ?』となります。
感情をすぐ出さないことは、人間関係のストレスを減らすのです。
●少し距離を置けばいいだけ。時間が解決する
大抵のことは、一晩寝たらリセットできます。感情的な時に、すぐにメッセージを返さないことです。一晩待って、感情をリセットしてから返すことで、無駄なトラブルを防げます。
人間関係で大事なのは、距離感です。距離を持っておけば、衝突事故は防げます。その具体的なコツが『時間を置くこと』です。
1日でもいいし、1ヶ月でもいいし、3年でもいいです。時間が経つと、考え方が変わります。そこから、また関わればいい。
人間関係での衝突事故を防ぐには、自分から切らないことです。コミュニケーション力とは、相手と衝突を起こさずに、適度な距離感で継続する力です。
ではまた今度。