起業できるかどうかの、一つの判断基準
この記事は3人に向けて書きます。
1:自分は起業できるのかわからない
2:どれくらい準備すればいいか目安がわからない
3:どうしても起業したいと思っている
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【目次】
●『あれ、これって本当に稼げるかも』と実感できたら可能性がある
●実際に『お金が口座に入金される』経験が、1つの分岐点
●準備しなさすぎもダメだが、準備しすぎも始まらない
●『お金』と『覚悟』と『行動』
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●『あれ、これって本当に稼げるかも』と実感できたら可能性がある
給料以外で、初めてお金を自分で稼いだ経験があるかないかは重要です。
たとえば、むかし遊んでいたポケモンカードが、今また流行り出してプレミア価格になって3万円で売れたことがあります。ここで、『あれっ、こんなに高値でも買う人がいるということは、コレクター向けのカードやおもちゃを目利きで買って、それを売れば利益が出るんじゃないの?』という気づきが出ます。
実際に、トレーディングカード市場は、1枚で数万円はザラで、100万円以上するカードも普通に存在します。ここに、ビジネスチャンスがあると感じたら、チャンスです。質屋も、骨董品屋も、美術商も、株式投資も、根本はまったく同じです。全て、立派なビジネスです。
ポイントは、『あれ、これって商売になるんじゃないの?』という経験です。
●実際に『お金が口座に入金される』経験が、1つの分岐点
noteで自分の記事が売れたとします。これも、立派な商売の一つの形です。全ての作家や著者は、自分の文章で稼いでいます。文章とは、考え方・アイデア・オリジナリティ・情報など全てが含まれます。それは、真っ当にお金をいただける行為です。商売とは、相手への価値提供だからです。
相手がお金を支払うということは、それに見合う価値を感じたからです。
つまり、自分の何らかの行為によって価値が提供できた時、お金が入ってきます。この経験が『勤め先からの給料』ではなく、『自分個人で稼いだ』かどうかが、分岐点です。この差はとても大きいです。
●準備しなさすぎもダメだが、準備しすぎも始まらない
起業・フリーランス・転職や副業に対し、心理的なハードルを持っている人は、規模を大きく考えすぎています。たとえば、起業するには1,000万円の借り入れをして、お店を構えないといけないとか思っていたりします。
そんなことはないのです。いまや、株式会社設立は、資本金1円からできます。法務局に行って、会社を設立する行為は、20万円ほどあればできます。個人事業主としてなら、必要なお金は数千円です。
起業とは、『自分個人で価値提供して、売上を立てることができるかどうか』が全ての判断基準です。ここは、外せません。
つらい現状から逃げるための起業は、もっとも危険です。一方で、自分で価値提供してお金が稼げそうなら、起業・フリーランスは、ありなのです。
●『お金』と『覚悟』と『行動』
起業に必要なものがあるとしたら、お金と覚悟と行動です。
お金は、資金繰りが滞ると倒産するからある程度必要です。ここは、貯金で準備が必要です。次に、覚悟ですが、これは『仕事を自分で取ってくること・うまくいくときもいかない時も自分で責任を取ること・資金繰りや採用や各種手続きなどを自分でやること』などです。規模の大小あれど、全責任を引き受けるのが、起業家の必須条件です。
そして最後に、行動です。これが、最も難しいです。なぜなら、『起業したいな』と思っている人のうち、90%以上の人は行動していないからです。みんな、一度は起業したいと思ったことがあるはずです。でも、起業家は割合で言うと1割いるかどうかです。
最後は、行動できる人かどうかが、分かれ目です。