「コミュニケーション力」とは、なんでもいいから話しかける力
「この人、感じいいな」という印象を抱くのは、
「なにか話しかけてくれる人」です。
話題はなんでもいい。
ちゃんとした話でなくていい。
意味のないくだらない話でいい。
とにかく、話しかけてくれる人にぼくは、良い印象を抱きます。
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◆話をしてくれると、嬉しい
エレベーターで、上司と一緒になりました。
その上司は「おぅ、元気?」と声をかけてきます。
特に中身のある話ではありません。
なんてことのない話です。
でも、それがけっこう嬉しいのです。
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◆「意味のない話」は、意味がある
本来、人とエレベーターで鉢合わせたとき、気まずいものです。
ほんの何十秒の時間ですが、何を話せばいいかわかりません。心の準備もない。
そんなときに、ひと声をかけてくれることは嬉しい。
「沈黙」との差は、大きいです。
トイレで、廊下で、エレベーターで、
なんてことのない場所でなんてことのない話をしてくれる人は、
なぜか好印象です。
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◆話しかける行為、それ自体に意味がある
コミュニケーション力とは、
きちんとした話をする力ではありません。
いつも、面白い話、役に立つ話、素晴らしい話をしなければならないのでは、
まったくないのです。
これは、感じの良い人に対する、ぼくの印象です。
逆に、いつもきちんとした話をしなければならない人とは、
つらいものさえ感じます。
くだらない、どうってことない話のやりとりが、
コミュニケーションです。
話しかける。
それだけで人は、話しかけてきた人を好きになります。
ではまた今度。