お金のために生きる人、興味のために生きる人
【目次】
●お金のためだけに生きていたとしたら、こんなつまらないことはない
●究極、その人の生きる意味は『自身の興味』
●結果に喜びがあるのではなく、プロセスに喜びがある
●誰かにウケることより、自分が楽しいことをする
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●お金のためだけに生きていたとしたら、こんなつまらないことはない
お金のために全振りして生きるとは、例えば文章なら『自分が書きたいことではなく、誰かにウケることだけを書く』ことになります。
会社で言うと、自分の思いとかやろうとすることを全て捨てて、出世のため、昇進昇給のためだけに生きることです。
つまり『自分というものがない人生』です。こんなつまらないことはありません。
たしかに、お金は生活のために必要だし、贅沢するためにも、遊ぶためにも必要です。でも、自分が好きなこと・思うことを全て捨ててまで、お金を追いかけてもいいのかということです。
お金のために生きるとは、自分の興味・好きなこと・本心を捨ててしまう可能性があります。
もし、『嫌いなことだけど1時間に1万円もらえる仕事』と『1時間に1000円しかもらえないけど、どれだけやっても苦にならないこと』があったら、どちらを選ぶかです。この『どちらを選ぶかの線引き』が、今はお金に寄り過ぎています。
●究極、その人の生きる意味は『自身の興味』
お金を選択基準にすると、行く末は『つまらない人生』です。本当です。
現代において『お金』と同じくらいの基準で表すと『知名度・フォロワー数・いいね数・出世・会社歴や学校歴』などです。
自分が興味のないことをやり続けることになります。最初は、それでもいいです。でも、だんだん自分が思っていることと違うことをし続けないといけないジレンマに陥ります。そこが、人生の分かれ目です。
自分以外の選択基準に生きるか、自分の生きる意味を取るかです。
●結果に喜びがあるのではなく、プロセスに喜びがある
はっきりしているのは、お金を追うこと自体に、永続的な楽しさや喜びはありません。人生の楽しさとは、『それをやっているプロセス自体』にあります。その人の日常的な行為そのものが、自分の興味・関心・好きなことにつながっていることが大事です。
『何かを我慢して、頑張って、目標に辿り着くこと』で、幸せが獲得できるのではありません。一時期流行った自己啓発本に書いてあるような『目標を達成することで成功する・幸せになる・お金持ちになる』という人生観は、幸せとは程遠い世界です。
プロセスそのものが自分のやりたいことである、それが、本来の充実した人生です。自分の興味・関心・好きなことを、絶対に捨ててはいけません。
たとえば、自分が文章を書いていられるのは、ただ好きだからです。お金になどなっていません。ただただ、『いつまでもやっていて飽きない、楽しめる行為』なのです。だから、自分の好きなことだけ書いています。それが、『ウケることを書く』目的になったら、途端に書くことがつまらなくなります。
自分は、ただ書きたいから書いています。結果などを目指していないから、楽しめます。今すでに、元は取れています。
これが、自分の人生を選んだということです。
お金目的は、ある時点までは行けます。でも、どこかの時点でつまらなくなる瞬間が訪れます。そこで、自分の好きなことを選べるかどうかです。
自分が楽しいならいいです。でも、もし楽しくないなら、人生を選択する分岐点に立っています。
●誰かにウケることより、自分が楽しいことをする
誰かにウケること・お金儲けになること・フォロワーやPVを目指す人生、それは、究極『自分というものの存在意義がなくなる人生観』です。
YouTuberやインスタグラマーで、『この人は本当に好きで楽しんでやっているかどうか』は、視聴者は見たらわかります。大半は、無理をしています。結局、本人がつまらなくなって続きません。
継続は、楽しさがないと無理です。楽しさは、誰かにウケることを目標にしたら消えていきます。
自分が楽しいこと、やっているときそのものに喜びがあること、それらを選ぶことが、自分の人生を選ぶということです。