仕事や人生で、早く知っておけばよかったこと

同じものから、1気付くか、10気付くか、100気付けるか

なぜ、本を読んでも上手くいかないのか

勉強熱心でインプット量は多いとしても、実際に結果につながらない人がいる。なぜ、多くの知識を持っていても、うまく結果につながらないのか。

これは、情報の取り方と活かし方に関する大切な話なので知っておいて欲しい。ビジネス書をたくさん読んでいるのに全く結果にならないという自分の苦い経験も込みで、同じ思いを持つ人は少なくないと思うからだ。

まず、『なぜうまくいかないか』の結論から言うと『メディアリテラシーがよろしくないから』だ。どういうことか。

例えば、ファッション雑誌でよくある「こうすれば、異性を落とせる」という特集記事があって、その情報を読んで実行したとする。が、ほとんどは上手くいかないはずである。

『なんだ!雑誌では相手の話を共感して聞き、好意は積極的に伝えろって書いてあったのに、全然ダメだ!』と思うのが関の山だろう。

ここからが重要だ。雑誌・本・YouTubeツイッターの情報など、あらゆるメディアの情報に『答え』など一つもない。『こうすればモテる』という100%の答えなどありえない。大事なことは、実際に経験し、結果を見て、反省し改善し、自分なりの答えや本質を捉えることだ。(=PDCAを回す)

情報を知った→やってみたけど上手くいかなかった→なぜ上手くいかなかったか考え反省する&コツやポイントに気づく(←ココがキモ)→成長した自分をもって改めて行動する→上手くいく確率が上がる→どんどん上手くいく→さらに成長・・・

このサイクルを回すことで『情報が活きてくる』つまり『メディアリテラシーが向上する』のだ。

『なぜ、本を読んでも成功しないのか』の原因は、『読んだこと・知ったことがそのまま答えだと思っているから』である。

メディア情報は『誇大・盛る・根拠ない・半分ウソ・全部ウソ』の性質があり、なぜならメディアは『人を集めること・売上を上げることが目的であり、そのためには大袈裟にならざるを得ないから』だ。本当のことだけを伝えるメディアや情報は、誰も読まない。面白くないから。

そんな情報の海原の中にさらされた私たちは、『情報の受け取り方を自分でコントロールする』以外に道はない。

『なぜ、本を読んでも上手くいかないのか。』

理由は下記にまとめる。人によって複合的で、全てが相関している。

・試行錯誤と反省改善(PDCA回し)が圧倒的に足りないから

・情報の受け取り方を間違っているから

・情報源が間違っているから(薄い浅い情報に触れている)

・自分で考える習慣が不足しているから

・本物=本質を学ぶ時間が足りてないから

週刊誌やスポーツ新聞ばかり読んでいる人のインプット量は、どんなに時間を費やしてもそれは勉強時間ではない。

ものすごく本を読んでいたとしても、結果につながっていない場合は、『情報集め』になってしまっている。自分で試行し、考え、改善し、気づくというプロセスがあることで『ファッション雑誌の情報の受け取り方』を学ぶ。

『なんだ、ネットで見たときは美味そうで綺麗だったのに、全然違うやないか・・』これらの経験が活きた情報になり、情報リテラシーを向上させるのだ。

 

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