なぜ、『会社を辞められない』と悩むのか
この記事は3人のために書きました。
1:就職や転職に迷っている
2:会社を辞めたいと思っている
3:将来を不安に感じている
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たとえば、会社員の悩みは『会社を辞めたいが、給料が大きく下がるかもしれない。せっかく正社員で職を得たのに捨ててしまうのは不安だ。そこそこいい会社、いい身分なのに、それを捨てるのは怖い・・・』などです。
今、会社にいる人が
『会社を辞めて独立・起業したい。会社や上司に使われない人生を歩みたい』と思ったとします。
問題は『辞めてから、うまくいくかどうかわからない』という悩みです。
僕自身の経験から言うと『食べていくだけなら、起業してうまくいく確率は80〜90%』です。本当です。
問題は『努力する覚悟がある』ことが前提です。
この条件をクリアしている人は、ほぼ90%の確率で『食べていくことはできる』と言えます。
『努力する覚悟があるかどうか』は最も重要で、たいていの人はちょっとやって辞めるのです。これも10人に9人は辞めていきます。
逆に言うと、10人に1人の辞めなかった人は、『ほぼ90%の確率で、食べていくことはできる』これが事実です。
悩みとは『うまくいくかどうかわからない』という未知の状態を抱えることと、『実際に覚悟を決めてやる』ことを選ぶ勇気がないことです。
たとえば、ブログを1週間なら続けれられるけれど、6ヶ月続ける人はごくわずかです。3年になるともっと少ない。
プログラミングのブログを書き続け、今では数千万以上稼ぐと言う『マナブさん』は、ただただ『続けてきたから』と言っています。最初の3〜4年は稼げていなかったそうです。
『食べていけるか』は重要ですが、『数ヶ月結果がでなくても、辞めずに続ける覚悟があるなら大丈夫』が答えです。
『会社を辞めようかどうか悩んでいる』という状態は、『やる覚悟を決める』かどうかに悩んでいる状態と言えます。
今自分が抱えているものを捨てるのは、怖いからです。
本質的には、『自分が決めたことを黙々と続けることができるかどうか』が、悩みの原因であり、唯一の悩みの解決策です。
人間は、『悩みの原因』を自分で知っています。
人生的に、その避けてきたことはどこかでやらないと、一生自分の悩みは解決しません。
僕が記事を書くことの意義は、自分も同じく会社員で悩みに悩んできた人間だからです。気持ちがわかるのです。
その上で『続けたら、食べていくことはできる』という言葉を届けたいのです。
人生が順風満帆な人・才能に溢れた人が言う『やればできる』の言葉は、全く『違う世界の人のコトバ』です。
一方で、僕自身が『何年も会社員という世界のもどかしさに悩み、起業なんて怖くて仕方なかったし、将来は不安でいっぱい』だった。
でも、『辞めても、なんとかなる』が答えだとわかったのです。自分の周りを見ても、続けている人はどんな形であってたとしても食べていけてます。
悩みの解決策は、能力とか才能ではなくて、『辞めた後に、決めたことを続ける覚悟を取れるかどうか』です。
早く、自分で知っている悩みの原因に向き合って、それを乗り越えた方が楽です。
飛行機が雲の上を飛んでいくと青く澄んだ空が広がっているように、覚悟を決めてそれを続けた後に見える世界は、本当に清々しい世界です。
なぜ、『好きなこと』が出来ないのか
この記事は3人の方に向けて書きました。
1:『好きなことがいつも出来たらどんなに幸せだろう』と思っている人
2:今好きなことをやれてないと思っている人
3:思いや考えを、いつも心の内に秘めている人
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人間は『本当に思っていること』を抱えながらも、本当は思ってないことを抱え続け、それをベースに生きています。
例えば、ムカついた上司に『馬鹿やろう』なんてとても言えません。
つねに、人は『本心を抱えながら、それを抑えている』これが普通です。
同時に『本当に思っていることをストレートに実行出来たらどれだけ清々しだろう』と思っています。
実際に、この思いを行動に移す時もあります。
自分の本心を行動に移すのは、とっても勇気がいる瞬間です。
本当に心の中に秘めた思いが抑えられなくなった時、リスクを負ってでも行動にすることがあります。
でも、たいていは我慢し、自制し、思いを抑え込み過ごします。
問題は『心の中に思ったことは、消えないこと』です。
言い方を変えると、自分の感性・思い・気持ちという『自分の中心』とは、離れられません。
この『自分の中心』は、ものすごく大切なものです。抑えるシーンが大半だけれども、消してはいけない。
●好きなことができない病
たとえば、ブログやYouTuberは、コンテンツを作ります。
この時、ほとんどの人が考える関心ごとは『アクセスを集めよう・見られる内容にしよう』などです。
言い方を変えると『マーケティング的な発想』が少なからず入ります。
なぜなら、アクセスを集めることが、情報を発信する側の利益になり、目的であることがほとんどだからです。
一方、デメリットがあります。今回の記事のテーマであり、僕が今回いちばん言いたいこと。それは、
『自分が本当にやりたいことから離れていってしまう』です。
ともすると、好きなことが出来なくなる可能性がある。
この、『マーケティングばかり考えた人生は、好きなことと相反する人生になりがち』という問題を、意識すべきです。
アイドルが、テレビで世間が求めるであろうキャラを演じ続けた結果、本当のありたい自分がわからなくなって悩んでしまうようなことが多いのです。
売れるという基準は、世間の評価という移ろいやすく変化の激しい基準です。自己肯定感をここに求めると、変化する世間に自己が耐えられなくなります。
自己承認でなく、他者承認だからです。
この行く末は、ともすると他者否定となり、自己否定になりえます。
自分自身が『本当に思ったこと、やりたいこと、関心があること、伝えたいこと』よりも『世間や市場が求めるもの』を最優先していく方向は、危険性をはらんでいる。
難しく考えなくとも、『本当に好きなこと、思うこと、それらをそのまま持っていけない人生はつまらない』ということです。
(この議論は前提として『アクセスを集めること・マーケティングすること』の行為が悪いことだと言いたいのでなく、また全く思ってないです。むしろ『ユーザー視点』はビジネスにおいて重要なことだと思っています。)
問題は『人の顔色を伺うことしかしなくなる』ことです。
『自分が好きなこと・したいこと・思うこと』を忘れていく。これは問題です。
人の顔色を常日頃伺うことが好きな人はいません。
自分の思い、好きなことを消していくと、
『みんなにウケることしかしなくなる』ことになる。
『世間の基準でしか行動出来ない』人になる。
極論すると、究極のマーケッターは、100%自分の個性を捨てた人です。
これが幸せなのか、自分と向き合う必要があります。
●世間の基準だけで過ごすと、つらくなる
世間が求めることを提供するのは大切です。
一方で、全てを世間に合わせることは、『自分』という存在を消してしまうことと同じになりかねない。
自分の自己表現が、学校の成績だけ、学歴だけ、みんなが面白いと思ってくれることをするだけ、そんな過ごし方をしていくといつしか虚しくなります。
『自分が楽しいと思うこと・好きなこと・本当に思うこと』と、まったく離れていくからです。
常に『自分』と『世間や社会』と折り合うのが実人生です。
でも、折り合いすぎて、器用すぎて、世間や周りの人にばかり合わせる過ごし方は虚しさを抱えます。
世間にも周りの人にもうわべだけで付き合っていき、気に入られることが上手になっていくものの、『本当はこんなことしたくないんだよね・・・』をずっと抱えていく。
『幸せ感』が遠ざかってないか、振り返って考えてみることです。
幸せ感は、自分の心の中と共にある。
周りに合わせるだけでは、感じにくい。マーケティング的な行動に、心の幸せはありません。
周りの人が理解してくれない、反対される、後ろめたい、そういうものが自分の個性であり、大切なものであり、幸せを感じるものです。
周りの人に理解されない、思ったことが言えない、もどかしい思いを抱えている、そういう『自分の中心』は、どうか消さないように。
なぜ、あの人は成功できないのか
この記事は3人のために書きました
1:周りの活躍を見て焦ってしまう人
2:成功する人の心持ちがどういうものか気になる人
3:チャンスが訪れやすくなりたい人
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●結論から言うと『人の成功を素直に肯定できる人』は成功しやすい
逆に言うと、人の成功を『あの人は特別だから・なにかずるしているに違いない・どうせ運が良かっただけだ・自分は才能がないから・あいつが成功するなんておかしい・・・』といった反応をする傾向のある人は、成功しにくい気がします。
主な理由は2つあります。
1:愚痴っぽい姿勢は、周りから人が離れていくから
2:あらゆるものから素直に学び取ることができなくなるから
●なぜ、愚痴やうわさ話は、よくないのか
まず『1』については感覚的にわかりやすいです。
すぐに『あいつはダメだ・ここが悪い』と言ってる人は、他のところでも、他の人にも言っています。
つまり、どこに行っても誰に対しても『愚痴・文句・うわさ話』を言っています。
そういう人が目の前にいたら『きっと、他のところでは自分のことも、何かウワサされたりしてるかもしれないな・・・』と思ってしまいます。
成功した人のうわさ話を聞いた人は『自分も言われることになるかもしれない』と思って、下手にその人に近づけなくなるのです。
ここで、あらゆる出会いのチャンスを失います。
愚痴を言っている本人は気づけません。
『あなたは、愚痴っぽいし、なんとなく怖いから会いたくありません』なんて言われないからです。黙って、人が敬遠していくのです。
人=出会い=チャンスであり、『成功した人の愚痴やうわさ話をする人は、チャンスが来ないから成功しにくい』と論理的に説明できます。
●学びのチャンスは、素直に学び取ることからしか得られない
『2』の『素直に学び取る』ことについて、これほど成功を左右することはありません。
成功しない人の思考法は、例えば『あいつのYouTube情報は怪しいから一切見ない・あいつが成功したのはズルしたからに違いない!』という感情的な判断で物事を分ける特徴があります。
結果が出ていて、役立つことを知れるのならば、素直に学んだ方が得です。早いです。
成功の方法は、少なくとも自分より先に成功している人の方が知っています。
にもかかわらず『素直に学ぶ』ことよりも『疑い・怒り・感情的な反応』が先立って、良い情報を得るチャンスを失います。
せっかく、成功した人が、上手く行った役立つ情報を教えているのに『感情的な反応により』その学びを切って捨ててしまいます。
たとえ相手のことをよく知らなかろうが、うらやましかろうが、好きではなかろうが、自分に役立つことは誰からでも学ぶ姿勢がないと上手くいきません。
これは、心持ちの問題であり、自分の器の問題であり、目指すところがどこにあるかという志の問題です。
感情的な判断が多い人は、世界が狭いのです。
世界が狭い理由は、感情的な判断をするからです。
解決策は、感情的な反応を取ることよりも、自分がより学ぶことです。
あらゆるものから素直に学び取ることができないと、先に進めません。
妬んだり、うらやんだり、嫌ったり、それは人間だから自然な感情なのであってもいいですが、それを乗り越える精神が、ほぼその人の実力とイコールです。
この話は、『怒るな・妬むな・愚痴るな』という安易な自己啓発的な意見を主張したいのではなくて、『成功しやすい人は、どういう人なのか』『自分が上手くいくにはどういう心持ちをしたらいいのか』を、事実ベースで伝えたいだけです。
周りの人で、もし愚痴っている人がいたら、その人は大したことはないので放っておいて大丈夫です。
好きでも嫌いでもいいから、成功した人を素直に『すごい』と言える人は、ただ者ではないです。
なぜ、本を読んでも上手くいかないのか
勉強熱心でインプット量は多いとしても、実際に結果につながらない人がいる。なぜ、多くの知識を持っていても、うまく結果につながらないのか。
これは、情報の取り方と活かし方に関する大切な話なので知っておいて欲しい。ビジネス書をたくさん読んでいるのに全く結果にならないという自分の苦い経験も込みで、同じ思いを持つ人は少なくないと思うからだ。
まず、『なぜうまくいかないか』の結論から言うと『メディアリテラシーがよろしくないから』だ。どういうことか。
例えば、ファッション雑誌でよくある「こうすれば、異性を落とせる」という特集記事があって、その情報を読んで実行したとする。が、ほとんどは上手くいかないはずである。
『なんだ!雑誌では相手の話を共感して聞き、好意は積極的に伝えろって書いてあったのに、全然ダメだ!』と思うのが関の山だろう。
ここからが重要だ。雑誌・本・YouTube・ツイッターの情報など、あらゆるメディアの情報に『答え』など一つもない。『こうすればモテる』という100%の答えなどありえない。大事なことは、実際に経験し、結果を見て、反省し改善し、自分なりの答えや本質を捉えることだ。(=PDCAを回す)
情報を知った→やってみたけど上手くいかなかった→なぜ上手くいかなかったか考え反省する&コツやポイントに気づく(←ココがキモ)→成長した自分をもって改めて行動する→上手くいく確率が上がる→どんどん上手くいく→さらに成長・・・
このサイクルを回すことで『情報が活きてくる』つまり『メディアリテラシーが向上する』のだ。
『なぜ、本を読んでも成功しないのか』の原因は、『読んだこと・知ったことがそのまま答えだと思っているから』である。
メディア情報は『誇大・盛る・根拠ない・半分ウソ・全部ウソ』の性質があり、なぜならメディアは『人を集めること・売上を上げることが目的であり、そのためには大袈裟にならざるを得ないから』だ。本当のことだけを伝えるメディアや情報は、誰も読まない。面白くないから。
そんな情報の海原の中にさらされた私たちは、『情報の受け取り方を自分でコントロールする』以外に道はない。
『なぜ、本を読んでも上手くいかないのか。』
理由は下記にまとめる。人によって複合的で、全てが相関している。
・試行錯誤と反省改善(PDCA回し)が圧倒的に足りないから
・情報の受け取り方を間違っているから
・情報源が間違っているから(薄い浅い情報に触れている)
・自分で考える習慣が不足しているから
・本物=本質を学ぶ時間が足りてないから
週刊誌やスポーツ新聞ばかり読んでいる人のインプット量は、どんなに時間を費やしてもそれは勉強時間ではない。
ものすごく本を読んでいたとしても、結果につながっていない場合は、『情報集め』になってしまっている。自分で試行し、考え、改善し、気づくというプロセスがあることで『ファッション雑誌の情報の受け取り方』を学ぶ。
『なんだ、ネットで見たときは美味そうで綺麗だったのに、全然違うやないか・・』これらの経験が活きた情報になり、情報リテラシーを向上させるのだ。
なぜ、続けられるのか
前々回の記事は『なぜ、続かないのか』というトピックで書きました。
今回は『なぜ、続くのか』というトピックで書きます。
ものごとを継続させる方法を
『行動心理学的な切り口』
『個人的経験の切り口』
それぞれに分けて書きます。
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●『行動心理学的な切り口』
本でも様々な知識が得られるが、継続させるための最も重要なポイントは『目的があるかどうか』だろう。例えば『東大に絶対合格する』『お金持ちになりたい』『年収の高い会社に就職したい』などだ。
受験を終えた学生以降の方ならわかると思うが、『なぜあんなに勉強できたんだろう』と思い出せる受験時期があったはず。あれは『絶対合格しなきゃ・落ちたらヤダ』という願望が強かったからだろう。今、受験科目を勉強しろと言ってもできない理由のほとんどは『試験などがない=勉強の目的が特にない』からだ。
この『こうなりたい・こうしたい』という希望・願望が重要すぎるほど重要なのだ。『就職したら勉強しなくなる大人が9割以上』なんてよく言われるが、その原因は『受験が終わり、就職活動が終わり、自分が課された問題をクリアした。これで終了』となって、やらなければならない『目的』が無くなったからだろう。
人間は、目的がなくなると途端にサボりだす。絶対の真理なので、『継続できない』人は、この原因を真面目に向き合う必要がある。
●『目的』のもっと先の深い部分
このトピックで、わかりやすい例を一つ。『結果にコミット』でおなじみのパーソナルジム、ライザップ(RIZAP)。
流行した理由は、あのCMだったと思う。1度でも観た人は誰でもすぐに思い出せるだろう。ライザップに『通う前』と『通った後』のモデル写真を流した。素人さんから芸能人まで。
CMに登場した人たちは、本当に見た目も雰囲気も変わっていた。別人だ。
このリアリティと『素敵な姿の具体的イメージ』が、人々に刺さった。
ジム・トレーニング等は数十年前からあるオールドビジネスだ。ライザップの素晴らしさは、『カッコよくなりたい・キレイになりたい・痩せたい・マッチョになりたい・くびれたい』という単純な願望を喚起したことにある。
これらの人間の願望は、言い方を変えると『モテモテになりたい・みんなから素敵って言われたい・素敵なボディを自慢したい』という原始的で、本能的で、下世話な人間の心である。ここに、『続ける方法』の答えがある。
人間がものごとを継続できる理由は、願望の有無だ。目的の有無だ。
さらに重要なのは、人に言うほどカッコ良くはないような、本能に即した、ワクワクするような『単純だが、心の底から思う力強い願望』である。
トレーニングを続けたいなら、痩せたいなら、『モテたい』が一番強い。ものごとはもっとシンプルで、人生はもっとワクワクするものである方がほぼ正しい。
『社会貢献』とか『ボランティア』とか真面目なことを言ってる人は、願望が弱いし、真面目すぎる。もっと、自分の本能的な思いを大切にすべき。
●『個人的経験』からわかった『続いた』理由
このままでは安っぽい自己啓発的な話になってしまいかねないので、自分自身の経験と実感を書く。『会社を辞めたい』を実行し、独立起業まで出来た話だ。
自分は、前職の会社がとてつもなく嫌だった。特に、会社を辞める最後の1年ほどの期間は、毎日辞めたいと思っていた。これから何十年も面白くないルーティーンをするだけで過ごすと思ったら、絶望的になった。
ここで、『とにかく会社を辞めたい』という願望が生まれた。強烈で、誰にも負けないほど強い思いだ。自分自身は、特別な才能や地位を備えていたわけではないので、『スキルを生かして華々しく起業』なんて計画的でカッコいい起業ストーリーは一切なかった。あるのは『とにかく、このまま会社員人生だと終わってる。抜け出したい』という思いだ。
この『強烈に辞めたい思い』が素晴らしかったのは、自分の努力に火がついたことだ。毎日、とにかく『会社を辞めるために役立つ勉強や努力をする』過ごし方は続いた。
なぜ途中で諦めずに独立できたかというと、死ぬほど会社員が嫌だったからだ。『独立して、自分でビジネスがしたい』と強く思ったからだ。ここはウソがつけない。人間は、どうしても無理なことがあって、それを避けるためなら死ぬほど努力できるものだ。
日本には国内に500万社ほどの企業があるらしいが(H28年中小企業統計より)、企業数と同様に、社長が同じ数いるということだ。
独立起業するなんて、やる前はとてもじゃないと思っていた。不安だし、安定しないし、わからないことだらけだし、リスクがあるし、、、でも、世の中の社長の大半は、そんな不安定な中でも社長になった。どんな小さなお店のオヤジでもそうだ。
人間が動く時、そこには『強い思い・願望』がある。
心に強く思ってしまったことを我慢することは、できない。
ものごとが『続かない』理由は、願望が弱いからであり、もっと他に優先することがあるからだ。面倒だ、と思うことは続かない。
『続ける方法』は、心の中に『こうしたい!』という思いを持つことだ。我慢せず、遠慮せず、包み隠さず、自分の思いと向き合うことは、自分の人生を大切にすることに他ならない。あなたが生きている意味に他ならない。
起業した理由は、起業しか道がなかったから
2022年2月13日 今日は日曜日なので、抒情詩的な内容を書こうと思う。
起業に至った経緯や人生観について。。。
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人生のメインロードで活躍し、目立ち、評価され、類まれな能力もある、そんな人たちを見ては、いつも悔しい思いを抱えていた人。
そんな人に向けて、書きます。
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小学校時代、『自分は、運動も勉強もそんなにできない。友達と遊びたいけど声をかける勇気もない』
だから、ひとりぼっちになって、ゲームをしたり、自転車で遠くに出かけたり、漫画を読んだりした。
中学校時代は運動部に入ったが、運動神経もなく体力もセンスもない。
スタメンでもなく補欠で、たまに交代で試合に出るほど。
才能のある後輩には追い越される。
悔しい思いを持ちながらも、半ば脇道の人生を受け入れていた。
唯一できたことは、部活を辞めないことくらいだった。
高校時代、緊張しすぎで人とうまくしゃべることができない。
仲良し数人とかたまるだけ。本当はクラスの人気グループと一緒に遊びたかったが、急にキャラを変えることもできない。声をかける勇気もないし、断られた時に傷つきたくない。
なにも取り柄がなく目立つ場面がないが、勉強して点数をとって成績上位になれば目立つことができるかもしれない。これなら、人に声をかけて恥ずかしい思いをすることもない。
とにかく勉強することで、一人になる理由ができるし、友達と遊ばない理由も説明がつく。たくさんある暇な時間も、勉強に割けば困らない。
だから、仕方なく勉強ばっかりした。
時は経ち、晴れて社会人になった。
と思ったら、会社ではまったく使い物にならない。仕事は覚えられないし、ミスばかりして怒られる。周りに合わせることも苦手だし、うまく立ち回れるほど器用でもない。
自分以外のみんながうまくいっているように見えて、自分だけダメなような気がして焦る。時が経てど、この状況は変わらずさらに焦る。
『本当の自分はこんなものではない。自分は、皆が知らない力を持っている』
ただただ、自意識ばかりは高いが、現実は一つも思い通りにいかない。
他人に自分の気持ちや能力を理解して欲しいけど、そんなことは叶わない。
とにかく、現実を変えたくて、一人になって本を読んだり、所在なく電車に乗って旅に出たり、映画を見たりした。
できる努力はしたと思っているが、結果はまったく伴わない。
周りと比べて、自分だけ人生がうまくいってないように感じた。何度も。
『この会社ムリ、この世界は続けられない』と思い、何度か転職した。
それでもやっぱり、人生のメインロードには進めなかった。
ついに、会社を辞めるしかなかった。
周りに認められたり、花形の仕事を得たり、人に合わせてうまく付き合ったり、みんなができることができない自分は、小さい頃から変わらないとわかった。
会社を辞める以外に、道がなかったのだ。
会社員で平穏に過ごせるような力があれば、ずっと会社員でいたかった。
でも、会社員生活はどうしても無理であった。
器用に生きることができない。小学生からまったく変わらない自分がいた。
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今、会社を辞めて独立し5年が経つ。
結果的に、人生で最もしっくりくる場所におさまったと感じている。
メインロードな人生は、今でもうらやましい思いはあるし、できるなら自分もそこに居たい気持ちはある。
でも、今は『メインロードでなくても、器用でなくても、良い人生や仕事生活はあるんだな』とわかった。
違和感のある世界に、無理して戻る気はない。
学校・会社・あらゆるコミュニティで、通用しなくてもまったく問題ない。
自然なことだ。
人生は、メインロードに乗れなかったことで、仕方なく孤独に努力してきた時間の中で、最も価値を生むようにおそらくなっている。
なぜ、続かないのか
コロナの影響でビジネスの時代が変わった。
今、みんなの共通認識として大事なことの一つは『自分で稼ぐ力を持ってないとまずいかも』だ。
つまり、『副業しないとまずい』という必要性が迫ってきた。
『自分で稼ぐ必要がある』と、時代がそう言っている。
ただ、時代の流れが『自分で稼ぐ方向』に変わっても、実際にやる人・実際に稼げる人はごく少ない。
今回のテーマは『なぜ、続かないのか』だが、『なぜ、稼げないのか』に共通する。なので、
『なぜ稼げない人が多いのか』それを書く。
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結論から言う。稼げない理由は『続けないから』だ。
圧倒的に、継続性が足りない。
これが、歴然とした事実だ。間違いない。当たり前のことを言うが、この点は唯一、間違いない。
稼げてない人は、本当にすぐ辞めてしまう。
しかし、いいニュースがある。それは『続けることができれば、勝てる』
これも、かなり間違いない。
つまり『続けることができれば、稼ぐことができる』という論理的な結論が導き出される。言い方を変えると『辞めてしまう原因を知り、それを断てば稼げる可能性が上がる』と言える。
●辞める理由って何か?
わかりやすくするため、『YouTubeで稼ぐ』ことをたとえに説明する。
YouTubeを始めたものの辞める理由は、、、
・何度かやってみたが、全然アクセスが伸びない
・みんなやっていて、自分が発信しようとしていた情報もありふれているから、もう遅いと思った
・時間がない、知識がない、技術がない
・自分より上手な人がごまんといて自信がない
・今日は忙しいから、、、
・2ヶ月続けてみたけど、1円も稼げない。結果が見えない。
など、山ほど『辞める理由』がある。
だから、99%の人はここで辞める。
99%辞めると言ったのは大袈裟ではなく、ほぼ現実の話だ。
●続けられるには?
では、続ける方法をマラソンで例える。
例えば20kmの距離をマラソン大会でゴールするとした場合。
20km走りきるためのトレーニングをするはずだ。本番までの日程を考えて、練習に数ヶ月かかることも踏まえ少しづつ走るだろう。季節・コースのアップダウン・温度・ウェアなど、様々な要因を考えるはずだ。
ここで重要なことは『20kmという距離が分かっていること・いつ大会が始まるか分かっていること』だ。だから、大半の人が20km走ることができる。
もし、マラソンで『走れるだけ走って。100kmでも』とか『ゴールまで、200kmです』と言われたら、誰も走りきることはできない。
『何月何日に20kmを走る』と分かっているから、できるのだ。
ここから、『継続するには・自分で稼ぐためには』の道が見えてきた。
【続けるために大事なこと】
・結果が見える必要がある(結果が見えないと自信がなくなる)
・進んでいることがわかる必要がある(伸びているのかどうかわからない状態だと、人間はモチベーションが続かない)
・どれくらい時間と労力がかかるのかがわかる必要がある(ゴールまで1000kmあることなのに、それを知らずに走っていって20kmくらいのところで辞めてしまう人が非常に多い。結果が出るまでどれくらいかかるかを把握してない人が多いが、それは始める前に知っておかなければならない。まずは調べよう。)
もっというと、『マラソンに詳しい人に教えてもらう』ことで、技術が飛躍的に早く習得できる。手の振り方、呼吸の仕方、ウェアの選び方、トレーニングの仕方など。学ぶことで、目に見えていい結果が見えてきて、『できる!』という自信がついてくる。
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個人的に、『ビジネスとエクササイズ』は同じだと思っている。継続できるかどうかで、結果が分かれる。
辞める理由も、続ける理由も、似ている。技術の向上も、学び方も、伸ばし方も、似ている。
あとは、『続けるだけの興味』があること。『やっていて苦痛にならない分野で、すぐ辞めてしまわずに、淡々と継続する』だけで、100人中の1人の『続けることができる人=結果が出る人』になれる。
なぜ、あの人は勉強ができるのか
この記事は3人のために書きます。
1:勉強時間がない人
2:勉強にやる気が起きない人
3:『すごい勉強量の人だな』と思う人に追いつきたい人
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●結論から言うと、勉強は『時間の確保』が全て
『あの人、なんであんなに色々知ってるの?』と言う人がいます。
理由は明確です。『勉強量が、ハンパないから』です。これ以外に理由はありません。
何を喋らせても、書かせても、人一倍の知識と知恵を持っている人は普段から人一倍勉強しているだけです。
間違った原因分析は『あの人は天才だから・才能があるから』です。
ここからが大事な話です。
『なぜ、たくさん勉強できているのか』を知っておく必要があります。
勉強できている理由は、『勉強できる時間を確保できる状態を自ら選んでいるから』です。
言い換えると『勉強時間が確保できない仕事の仕方・人との付き合い方は、断じてやらない』のです。
『勉強(=インプット)』が大量にできる働き方・人との付き合い方、それだけを選んでいるのです。
違いは、時間の確保ができるライフスタイルを選ぶ覚悟があるかどうかです。
たとえば、朝8時から夜19時まで働いている場合、勉強できる時間は夜だけです。
一方、朝8時から13時まで集中して仕事する働き方の人は、それ以降の時間を勉強に充てられます。
『勉強できている人』と『勉強できてない人』の違いはこういうことです。
間違ってはいけないのは『睡眠時間を削る・気合と根性で頑張る』方向です。
これは、『勉強ができない』という原因分析を間違っています。
(睡眠時間が短くてもいいと言う人はいます。でも、短眠でもいける人はごくわずかですし、生理的には体に悪いことが多いので、睡眠時間はしっかりとるべきです。)
『そんなこと言っても、フルタイムで働いている人は、無理があるのでは』という意見は、確かにそうです。
でも『安定を捨ててでも、時間を確保する働き方を選んでいる人たちが存在する』という事実は知っておくべきです。
また、『フルタイムだし、勉強時間の確保なんて無理』という人に、もう一つ大事な話が『人付き合い』です。
フルタイムで働き、さらに『飲み会・お食事会・お友達会やいろんな予定に参加』しているとしたら、『勉強時間がない原因はそれ』です。
勉強している人は、飲み会にいません。勉強できないからです。
働きながらも勉強出来ている人は、人とつるんでない人です。孤独の時間を過ごせる人です。
『飲み会に行ってる時点で、勉強なんて出来っこない』
これが答えです。
新橋で飲み屋に集まっている人は、本なんて読めません。
稼いでいる人は、飲み会に行くヒマがあったら、勉強しています。
これは、飲み会・友達付き合いは『やめるべき』という話ではなくて、『勉強している人は、そんなに飲み会や余計な人付き合いに時間を割いてる時間がない』と言ってます。
これらの話は『こうした方がいい』というメッセージではなく『こういう事実がある』という話をしています。
時間の確保が、全ての土台です。
勉強は、時間の確保がカギなのです。